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ハローワークなら介護職員初任者研修が無料になる?求職者支援制度の活用や費用を抑える方法を解説

ハローワークなら介護職員初任者研修が無料になる?求職者支援制度の活用や費用を抑える方法を解説

「ハローワークなら介護職員初任者研修が無料にならないか、費用を抑えられないか?」

こんな風に考えている方はいませんか?

私も当時はハローワークなら無料になるのでは?と思い、いろいろ調べていたのでその気持ちが分かります。

本記事はこんな人におすすめ
  • ハローワークで初任者研修が無料になるか知りたい方
  • 初任者研修の費用を抑えたい方
  • 費用を抑えられる制度が知りたい方

本記事では、ハローワークで介護職員初任者研修を受講するときに、いろいろな制度を活用して費用を抑える方法を解説しています。

本記事で分かること
  • ハローワークで初任者研修の費用が抑えられることが分かる
  • 費用を抑えられる制度が分かり活用方法も分かる

本記事を読めば、初任者研修を求職者支援制度を活用して費用を抑える方法と、訓練を受講する手続きもできるようになります。ご利用を検討されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

それではどうぞ。

「プロモーション」
  1. ハローワークで介護職員初任者研修を申し込む求職者支援制度とは?
  2. ハローワークで求職者支援制度を利用できる要件や対象者は?
    1. ①求職者支援制度の職業訓練を受講する要件
    2. ②求職者支援制度の職業訓練受講給付金の対象者は?
  3. ハローワークの職業訓練受講給付金の支給要件や支給額は?
    1. ①職業訓練受講給付金の支給要件
    2. ②職業訓練受講給付金の支給額
  4. ハローワークの職業訓練受講給付金の手続きに必要な書類
    1. ①事前審査に必要な書類(*すべてではありません)
    2. ②支給申請時に必要な書類(毎月1回する必要があります)
  5. ハローワークで受ける介護職員初任者研修の訓練期間
  6. 求職者支援制度で介護職員初任者研修を受講する3つの注意点
    1. ①テキスト代は自己負担
    2. ②資格取得までに時間がかかる
    3. ③受講できない可能性がある
  7. もっと受講費用を抑えたい方に3つの制度をご紹介
    1. ①生活費が不安な方は求職者支援資金融資も検討する
    2. ②介護職員初任者研修は特定一般教育訓練給付金制度が適用される
    3. ③ひとり親家庭の方は自立支援教育訓練給付金制度も適用される
  8. ハローワークで求職者支援制度を申請される方に活用の流れ
  9. まとめ.ハローワークで費用を抑えて介護職員初任者研修の資格を取得しよう
  10. 介護職員初任者研修の関連記事のご紹介

ハローワークで介護職員初任者研修を申し込む求職者支援制度とは?

ハローワークで介護職員初任者研修を申し込む求職者支援制度とは?

求職者支援制度とは、再就職や転職を考えている方、スキルアップを目指す方に月10万円の生活支援給付金を支給し、職業訓練を受講できるようにした制度です。

職業訓練の項目には、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修があります。この2つは求職者支援制度を利用できるため費用を抑えて受講ができます。

実際に受講した後は、訓練開始前から訓練期間中だけでなく、訓練終了後までハローワークから求職活動をサポートしてもらえます。

受講対象者は、離職して雇用保険を受給できない方収入が一定額以下の在職者の方などです。その他で給付金の支給要件を満たさない方でも、職業訓練を受講できる可能性はあります。

ハローワークで求職者支援制度を利用できる要件や対象者は?

ハローワークで求職者支援制度を利用できる要件や対象者は?

続いては、ハローワークで求職者支援制度を利用できる、要件や対象者を解説していきます。

ハローワークで求職者支援制度を利用できる要件や対象者は?
  1. 求職者支援制度の職業訓練を受講する要件
  2. 求職者支援制度の職業訓練受講給付金の対象者は?

上記の職業訓練を受ける受講要件と対象者を、それぞれ見ていきましょう。

①求職者支援制度の職業訓練を受講する要件

まずは、ハローワークで求職の申し込みをしておく必要があります。

それに加えて、雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者ではないことも、受講する要件に含まれています。

もちろん、あなた自身が働く意思がなければ、ハローワークの窓口で見抜かれて受講が難しくなるかもしれません。

最後は、ハローワークが職業訓練の支援を、あなたに行う必要があると認められたら受講できます。

以上の要件をすべて満たす方は、ハローワークの求職者支援制度を利用しながら、介護職員初任者研修を取得できるようになります。

受講要件まとめ
・ハローワークで求職の申し込みをしておく
・雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者ではないこと
・働く意思と能力があること
・職業訓練の支援を行う必要があると認められること

②求職者支援制度の職業訓練受講給付金の対象者は?

おもな対象者は、離職しているか在職しているかで変わってくるため、以下をご覧ください。

職業訓練受講給付金を受けて訓練を受講する方

以下は、無職または一定額以下の収入の方が対象になっています。

職業訓練受講給付金を受けて訓練を受講する方
  • 雇用保険の適用がなかった離職者の方
  • フリーランス・自営業を廃業した方
  • 雇用保険の受給が終了した方
  • パートタイムで働きながら正社員へ転職を目指す方(一定額以下の収入)

職業訓練受講給付金を受けずに訓練を受講する方

以下は、世帯ごとに一定の収入がある方が対象になっています。

職業訓練受講給付金を受けずに訓練を受講する方
  • 親や配偶者と同居していて一定の世帯収入がある方
  • 親と同居している未就職の方
  • 働いていて一定の収入のある方
  • フリーランスで働きながら正社員への転職を目指す方

ハローワークの職業訓練受講給付金の支給要件や支給額は?

ハローワークの職業訓練受講給付金の支給要件や支給額は?

ここでは、ハローワークの職業訓練受講手当給付金の、支給要件や支給額を解説していきます。

ハローワークの職業訓練受講給付金の支給要件や支給額を解説
  1. 職業訓練受講給付金の支給要件
  2. 職業訓練受講給付金の支給額

上記2つの職業訓練受講給付金の支給要件と支給額を、それぞれ見ていきましょう。

①職業訓練受講給付金の支給要件

2023年4月1日以降で、ハローワークの職業訓練受講給付金の支給要件は、以下をご覧ください。

ハローワークの職業訓練受講給付金の支給要件
  • あなたの収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月30万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • あなたが住んでいるところ以外で、土地や建物を所有していない方
  • 現在、世帯の中で給付金を受給して訓練を受けている者がいないこと
  • 過去3年以内に虚偽や不正行為で給付金の支給を受けていない方
  • 過去6年以内に職業訓練受講給付金の支給を受けていない方
  • 訓練実施日は全て出席する ※1

※1 やむを得ない理由で欠席した場合、証明できても8割以上の出席が必要です。(育児・介護を行う者や求職者支援訓練の基礎コースを受講する者については証明ができない場合を含める)

②職業訓練受講給付金の支給額

職業訓練受講給付金の支給は、1か月ごとに職業訓練受講手当て、通所手当て、寄宿手当てが、訓練期間中に支給されます。それぞれ解説していきます。

職業訓練受講手当て

職業訓練受講手当ての支給額は、月に10万円です。

職業訓練受講手当てを受け取るには、訓練を受講している期間内で要件を満たす必要があります。

通所手当て

通所手当ての支給額は、月に42,500円までが上限です。

通所手当ての収入要件は、あなたの収入が月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下の方です。

収入要件を満たさない方でも、他の要件を満たす場合には通所手当てのみ支給が受けられます。

寄宿手当て

寄宿手当ての支給額は、月に10,700円です。

寄宿手当ての支給要件は、訓練施設に付属する宿泊施設やアパートなどに入居された方です。

おもな対象者は、同居の配偶者、子および父母と別居して寄宿する方が該当します。

もう一つは、住居変更が必要とハローワークが認めることです。

ハローワークの職業訓練受講給付金の手続きに必要な書類

ハローワークの職業訓練受講給付金の手続きに必要な書類

職業訓練受講給付金を受けるには、事前審査と支給申請時に必要な書類の提出が必要になります。以下にまとめたしたのでご覧ください。

ハローワークの職業訓練受講給付金の手続きに必要な書類
  1. 事前審査に必要な書類(*すべてではありません)
  2. 支給申請時に必要な書類(毎月1回する必要があります)

それでは、ハローワークの職業訓練受講給付金の手続きに必要な書類をそれぞれ見ていきましょう。

①事前審査に必要な書類(*すべてではありません)

以下は、事前審査に必要な書類をまとめているため、見ていきましょう。

事前審査に必要な書類(*一部の書類のみ)
  • 本人確認書類(原本)運転免許証、パスポート、顔写真付き住民基本台帳カード
  • 各種健康保険証、国民年金手帳、母子健康手帳、住民基本台帳カード
  • ハローワークの各種様式・受講申込書・事前審査書(ハローワーク提出用)
  • 職業訓練受講給付金の要件申告書・職業訓練受講給付金の通所届
  • 直近3ヵ月以内の住民票謄本の写しまたは住民票記載事項証明書(世帯と続柄が分かるもの)
  • 本人の収入を証明する書類・前年における本人と同居者の収入を証明する書類(源泉徴収票など)
  • 本人と同居者の全ての預貯金通帳または残高証明
  • 給付金の振込先となる預金通帳
  • ハローワークが求める書類

上記の書類をすべて揃える必要はありません。

要件申告書や通所届などは必須の提出書類となっています。

②支給申請時に必要な書類(毎月1回する必要があります)

以下は、毎月1回する必要があるため、給付金を申請される方はこのページをブックマークして、すぐに確認できるようにすると良いでしょう。

支給申請時に必要な書類(毎月1回必要)
  • ハローワークの各種様式
  • 職業訓練受講給付金の支給申請書(訓練実施機関による受講証明を受けたもの)
  • 就職支援計画書
  • 給付金支給状況
  • 事前審査通知書 ※初回支給申請時のみ
  • やむを得ない理由で訓練を欠席した方は、その理由を証明する書類を添付する

ハローワークで受ける介護職員初任者研修の訓練期間

ハローワークで受ける介護職員初任者研修の訓練期間

続いては、ハローワークで無料で受ける介護職員初任者研修の訓練期間を解説していきます。

ハローワークで受けられる訓練コースには、介護職員初任者研修科と介護職員実務者研修科があります。

各訓練コースでは、2ヵ月から6ヶ月の訓練期間が必要です。

その他にも、より長い公共職業訓練(最長2年)や託児サービスを利用できる訓練コースもあります

このように、ハローワークには介護職員初任者研修を受講する選択肢がいくつかあるため、自分の環境に合わせた制度を利用しましょう。

求職者支援制度で介護職員初任者研修を受講する3つの注意点

求職者支援制度で介護職員初任者研修を受講する3つの注意点

ここからは、求職者支援制度で介護職員初任者研修を受講する3つの注意点を解説していきます。

求職者支援制度で介護職員初任者研修を受講する3つの注意点
  1. テキスト代は自己負担
  2. 資格取得までに時間がかかる
  3. 受講できない可能性がある

上記の介護職員初任者研修を受講する3つの注意点を、それぞれ見ていきましょう。

①テキスト代は自己負担

求職者支援制度を利用してもテキスト代(約1万円~3万円)はかかります。

民間のスクールで受講すると、介護職員初任者研修の費用が約6万円から10万円はかかるため高めです。

もっと費用を抑えたい方は、他の制度も活用すると良いでしょう。

②資格取得までに時間がかかる

ハローワークの職業訓練で受講すると、約2ヵ月から6ヶ月はかかります。

職業訓練では、スケジュールを合わせる形になるため、出席ができない日もあるでしょう。

そうなると、介護職員初任者研修の受講期間が長引くことになります。

以上のように、民間のスクールとは違い、職業訓練では資格取得までに時間がかかるのです。

③受講できない可能性がある

職業訓練では定員枠が限られているため、ハローワークが必要だと認められた方のみ受けられます。

ハローワークの職業訓練を受講するには、まず筆記試験と面接を受けて審査に合格する必要があります。

筆記試験では、中学・高校程度の学力があればなんとかなりますが、面接では1対1ではない可能性が高いため、それぞれの面接官から何を聞かれてもいいように回答を考えておいた方が良いです。

上述のように、職業訓練に受講できれば費用は抑えられますが、筆記試験と面接の審査があるため、受講できない可能性があるのです。

もっと受講費用を抑えたい方に3つの制度をご紹介

もっと受講費用を抑えたい方に3つの制度をご紹介

ここでは、もっと受講費用を抑えたい方に3つの制度をご紹介していきます。

受講費用を抑えたい方に3つの制度を解説
  1. 生活費が不安な方は求職者支援資金融資も検討する
  2. 介護職員初任者研修は特定一般教育訓練給付金制度が適用される
  3. ひとり親家庭の方は自立支援教育訓練給付金制度も適用される

それでは受講費用を抑えることができる、3つの制度をそれぞれ見ていきましょう。

①生活費が不安な方は求職者支援資金融資も検討する

ここでは、職業訓練受講手当てだけでは、生活費が不安な方に求職者支援資金融資を解説していきます。

求職者支援資金融資とは、職業訓練受講手当てを受給しても、訓練期間中に生活費が足りない方に資金を融資する制度です。

求職者支援資金融資制度では、担保や保証人は必要ありません。

借りられる金額は、単身者なら月額5万円、扶養家族がいる方は月額10万円から、給付金の受講予定訓練月数、利率2%(うち信用保証料0.5%)で計算されます。

貸付額の計算方法
・単身者月額5万円×給付金の受講予定訓練月数、利率2%(うち信用保証料0.5%)
・扶養家族を有する者月額10万円×給付金の受講予定訓練月数、利率2%(うち信用保証料0.5%)

以上のように、介護職員初任者研修を無料にするために、職業訓練受講手当てと求職者支援資金融資制度も検討してみてください。

より詳しく知りたい方は、こちら「求職者支援制度のご案内」厚生省のページをご覧ください。

②介護職員初任者研修は特定一般教育訓練給付金制度が適用される

特定一般教育訓練給付金制度では、教育訓練費用の40%(上限20万円)を支給してもらえます。

介護職員初任者研修は、特定一般教育訓練給付金制度が適用されるため、さらに費用を抑えることが可能です。

支給される時期は、介護職員初任者研修の受講が終了したあとになるため、受講資金は貯めておく必要があります。

気を付ける点は、特定一般教育訓練給付金制度には一定の条件があるため、事前に調べることをおすすめします。

③ひとり親家庭の方は自立支援教育訓練給付金制度も適用される

自立支援教育訓練給付金制度が適用されると、教育訓練費用の60%(上限20万円)を支給されます。

自立支援教育訓練給付金制度が適用される方は、母子家庭の母親と父子家庭の父親が対象です。

支給時期は、教育訓練給付金制度と同じのため、こちらも受講資金を貯めておく必要があります。

より詳しく知りたい方は、こちら「子ども家庭庁:母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業について」のページをご覧ください。

ハローワークで求職者支援制度を申請される方に活用の流れ

ハローワークで求職者支援制度を申請される方に活用の流れ

ここからは、ハローワークで求職者支援制度を申請される方に、制度活用の流れを解説していきます。

1.制度説明
ハローワークの受付窓口で「職業訓練の相談を受けたい」と求職の申し込みを行い、求職者支援制度の説明を受けます。
*職業訓練受講給付金を受給希望者は、受付窓口でお伝えください。

2.訓練コースの選択
ハローワークの職業相談窓口で説明を受けて訓練コースを選択したら、受講申込書などの提出書類を受け取ります。

3.職業訓練の受講申し込み
ハローワークの職業相談窓口で、受講申し込みをします。
*職業訓練受講給付金の受給希望者は、合わせて必要な添付書類を提出してください。

4.訓練実施機関による選考
訓練実施機関で、選考(筆記試験、面接)を受けます。

5.就職支援計画書の交付作成(支援指示)
訓練実施機関の選考に通ったら、ハロ ーワークの窓口で就職支援計画書を受け取り記入してください。

6. 訓練受講開始
訓練受講中から訓練終了後の3カ月間は、原則として月に1回はハローワークに来所して、窓口で職業相談を受けてください。ハローワークが就職活動をサポートします。
*給付金の受給希望者は、ハローワークの窓口で職業相談を受けたあとに支給申請を行います。給付金は支給申請から、約1週間で指定金融機関の口座に振り込まれます。

まとめ.ハローワークで費用を抑えて介護職員初任者研修の資格を取得しよう

本記事では、ハローワークを通して職業訓練を活用し、介護職員初任者研修の費用を抑える方法や制度活用の流れなどを解説しました。

ハローワークの窓口で求職の申し込みをして、筆記試験と面接の審査に通れば、職業訓練で介護職員初任者研修を受講できます。

その他の制度も活用できれば、介護職員初任者研修を完全無料にはなりませんが、さらに費用を抑えることは可能です。

あなたに合う制度を活用して、ぜひ介護職員初任者研修の資格取得を目指してみてくださいね。

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この記事の監修者
yon

現役の介護事業所の管理者兼施設長。介護歴10年以上。経歴はデイサービス兼有料老人ホーム(約3年)、訪問介護(約3年)、グループホーム(約3年半)、何もない状態から事業所とシェアハウスを運営。片手間に記事の監修。転職系・介護系の記事も執筆。掲載している記事の一部に筆者の主観や経験が含まれている。

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