「介護職でストレスが限界に達した」こんな悩みを抱えていませんか?
介護現場では、人間関係や業務量の多さから、すぐにストレスが溜まりますよね。
この記事では、私がストレスで限界に達した3つの理由を解説しています。
この記事を読めば、3つのストレスサインやストレスを溜めない3つの対策も分かるため、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
介護職で私がストレスで限界に達した3つの理由

介護現場では、ちょっとした出来事で、ストレスに感じる人もいるでしょう。
はじめに、介護職で私がストレスで限界に達した理由を、3つ解説します。
- 人手不足で業務負担が大きい
- 職場の人間関係が良くない
- コミュニケーションが上手くいかない
人手不足で業務負担が大きい
介護現場が人手不足では、ストレスが溜まりやすいでしょう。
というのは、人手不足が原因で職員の業務量が増えるからです。
人手不足の環境では、職員の業務量が増えるだけでなく、仕事のミスも増えてストレスにつながります。
人手不足を解決しなければ、職員のストレスが蓄積され、いずれ限界に達するでしょう。
介護職の人手不足は深刻です。
miho(たぴずきっちん)(@tapi_s_kitchen Oct 24, 2020)
チームで動いているため、1つの作業が終わっていないとチーム全体に響いてしまう…
そして、職員の全員のストレスが募っていく…
悪循環ですね。
私が経験した介護施設では、人手不足が原因で職場の雰囲気が常にピリピリしていました。
当時の私は入職したばかり。
ただでさえ仕事を覚えるのに必死だったのに、忙しさのあまり、業務の教え方も断片的… 。
当然、ミスも増えます。
すると「なんでこんなこともできないの?」と怒られるの繰り返し…。
指導というより、ただの八つ当たりのような場面もあり、ストレスがどんどん蓄積していきました。
最初は「仕方ない」と我慢していました。
でも、ついに限界 。
理不尽に怒ってくる職員に、思わず「そんな教え方じゃ分かりません!」と言ってしまいました。
……とはいえ、状況が良くなるわけでもなく。
「辞めたい」と思いながらも、なんとか続けるために、ストレス解消法を試すようにしました。
- 映画を観る
- 料理をする(クッキー作るのが良かった!)
- 外食で気分転換
気持ちを切り替えることで、なんとか持ちこたえましたが、結局は転職を決意。
今思えば、もっと早く環境を変えていれば良かったと思っています。
もし今の職場に限界を感じている方は、無理せず転職を考えるのも一つの手です。
職場の人間関係が良くない
介護職では、人間関係が良くない職場もあるでしょう。
なぜなら、介護職員によっては考え方や取り組み方も違うため、意見が対立するからです。
一度でも意見が対立すると、人間関係にも影響を与えるため、居心地の悪さがストレスにつながります。
人間関係が良くない職場は、ストレスが溜まりやすいため、限界に達するのも時間の問題でしょう。
なんで別職種を選んだかっていうと、介護職を10年近くやってきて、どこも問題ありだったんだよね。覚えることも沢山あってストレス半端ない。1ヶ月位すれば飲み込みは早い方だから仕事は出来るんだけど、、色んな職員がいて、やっぱ人間関係に疲れたね。
しーちゃん@塗り絵好き(@C49295733 Jul 13, 2021)
最初の頃は、職場の人間関係を円滑にするために、できるだけ相手の意見に合わせていました。
しかし、ある日、些細なことがきっかけで意見が対立してしまいました。
それは「飲みかけのものを捨てるか、取っておくか」という場面です。
私は衛生面を考えて捨てるべきだと思ったのですが、相手は「そのまま取っておく」と主張しました。
この出来事を境に、相手の態度が一変しました。
それだけならまだしも、他の職員にまで私のことを悪く言うようになり、ストレスがどんどん蓄積されていきました。
数ヶ月間は我慢していましたが、限界を感じた頃、ちょうど別の介護施設から声がかかっていました。
もう悩む必要はありませんでした。私は何の未練もなく転職を決意しました。
同じような経験をした方もいるのではないでしょうか?
一度崩れた人間関係は、元に戻すのが難しくなります。
ときには「どちらが悪いか」という構図になり、職場に居づらくなることもあるでしょう。
ここまでくると、無理に耐えるよりも環境を変えたほうが自分のためです。
もし人間関係が原因でストレスを感じているなら、もっと働きやすい職場を探してみるのも一つの選択肢です。
(リクルートエージェント)
勝ち負けを気にする人もいますが、そんなことは気にせず、自分が快適に働ける道を選びましょう!
利用者とのコミュニケーションが上手くいかない
利用者に対してコミュニケーションがうまくとれず、ストレスに感じる人もいるでしょう。
というのは、利用者との信頼関係が築けていないからです。
まずは、利用者の話を聞くところから始めてみましょう。コミュニケーションで大切なのは、笑顔で明るい声で接することです。
コミュニケーションを繰り返すと、お互いの信頼関係も深まるため、利用者とうまく話せるようになるでしょう。
なんだかんだで介護職でよかったなぁって思う
介護Gメン598(@syanopi598 Jan 22, 2022)
確かにいいことばかりではなかった
職員との人間関係でのストレスで病むし
利用者や家族からのクレーム対応で病むし
けど出会いはたくさんあった
傷ついた分笑いも生まれた
芸やコミュニケーション能力も高まった
介護職もなかなかいいもんだよ
私が初めて入職したのは、認知症対応型のデイサービス併設の有料老人ホームでした。
最初は、認知症の方と話をしていても、特に違和感を覚えることはありませんでした。
しかし、何度も会話を繰り返しているうちに、「さっきと同じことを言っている」と気づくようになりました。
さらに、声をかけるタイミングを間違えると、何を言っても上手くいかないことも増えていきました。
当時の私は「高齢者だから、こんなものなのかな…」と軽く考えていましたが、
次第に「声をかけるのが気が重い…」「また対応しなきゃいけないのか…」
と感じるようになり、認知症の方と接すること自体が億劫になってしまいました。
そんなある日、いつも通り接しているつもりが、対応がまったく上手くいかず、とうとうストレスが限界に達してしまいました。
「もう辞めたい…」そんな気持ちになり、悩みを現場の職員に相談したところ、
「みんなで交代で対応しよう」と言ってもらえました。
その一言で、一気に気持ちが楽になり、「1人で抱え込まなくてもいいんだ」と実感しました。
認知症の方とのコミュニケーションは、一人で向き合い続けると、どうしても負担が大きくなってしまいます。
私のように悩んでいる方がいたら、ぜひ周囲に相談してみてください。
きっと、解決策が見つかるはずです。
介護職で限界に達する前に出る3つのストレスサイン

介護現場で働いていて、普段と違う身体の変化を感じることはありませんか?
ここでは、介護職で限界に達する前に出るストレスサインを、3つ解説します。
- 食欲がわかない
- 眠れない
- やる気が起きない
食欲がわかない
介護現場で働いていたら、食欲がわかなくなることがあります。
なぜなら、自律神経が乱れてストレス状態になっているからです。
例えば、身体的や精神的なストレス、加齢による身体の変化、運動量の低下、不規則な生活習慣も食欲がわかない原因です。
上記は、ストレスが限界に達する前に出るサインのため、見逃さないように注意しましょう。
もう退職したので公開しますが、実は介護職として働かせて頂いてました。
セナ(@sena_flare Nov 25, 2021)
未成年の歳からずっと働いてたけど、過度なストレスで体調を崩し、嘔吐 食欲不振 頭痛 等で精神的にも肉体的にもボロボロになり、適応障害と診断されました。
皆もストレス溜めちゃダメですよ🥲
当時、私は介護現場の職員との関係や、対応が難しい高齢者とのやりとりで大きなストレスを抱えていました。
仕事が終わって家に帰っても、頭の中から仕事のことが離れず、次第に「もう何も食べなくてもいいや」と思うようになっていきました。
しかし、そんな日々が続く中で、ふと「なんかバカバカしいな…」と感じたんです。
とくに、人間関係のストレスについては、考えても解決しないことが多く、
「こんなことで体調を崩したら、余計に損じゃないか?」と思うようになりました。
とはいえ、食欲が戻るわけでもなく、それでも「食べないと倒れる」「倒れたら生活ができなくなる」という思いから、とにかく時間になったら何かを口にするようにしました。
食べても元気が出るわけではありませんでしたが、幸いにも病気にはならず、仕事を続けることができました。
仕事をしていれば、ストレスは必ずついてくるものです。
考え方を切り替えられればスッキリすることもありますが、そう簡単にいかない時もありますよね。
ひとつ言えるのは、「自分の心と身体が最優先」ということ。
無理をしすぎず、自分の状態をよく考えて行動することが大切だと、この経験から学びました。
眠れない
介護現場でストレスを我慢していると、夜になっても眠れなかったり、夜中に起きたりします。
というのは、ストレスが自律神経のバランスを乱しているため、ストレスサインとして症状が出ているからです。
対策としては、自分がリラックスできる時間の確保や周囲に話を聞いてもらうと、ストレスが軽減されます。
他にも、寝る前に軽い運動やカフェインが入ったものを控えると、ストレスを軽減する効果が期待できるでしょう。
色々とやって欲しかったらその分給料上げたってちょ、、、私夜勤有りの介護職辞めてから数年程付き合いがあった不眠が完全改善したよ、、だから余程仕事が無いとき以外はもう介護やりたくないですもん、、、
サクラバ先生(@sakurabasensei Apr 11, 2015)
介護施設で目まぐるしいほど忙しい毎日を過ごしていた私は、プライベートの時間になっても仕事のことが頭から離れなくなっていました。
特に夜になると、
「まだ仕事がたくさん残っている…」
「明日も仕事だから早く寝なければ…」
と考えてしまい、焦れば焦るほど眠れなくなっていきました。
そんな生活が続くうちに、夜中に何度も目が覚め、朝方4時頃には完全に起きてしまう状態に。
常に寝不足で身体がだるいまま仕事を続けていたのですが、とうとう限界を迎え、職場で倒れてしまいました。
病院で診察を受けたところ、医師から「今日から療養するように」と会社宛てに診断書を書いてもらい、その日から自宅療養をすることに。
しかし、すぐに回復するわけではなく、しばらく睡眠障害に悩まされる日々が続きました。
今でも睡眠時間は平均4時間前後と短く、完全に元の状態に戻ったとは言えません。
私の場合は、ギリギリまで無理をしてしまったのが大きな原因だったと思います。
同じような状態になっている方は、できるだけ早めに病院を受診することをおすすめします。
ちなみに、受診するなら内科ではなく精神科が良いです。処方される薬がまったく違うので、適切な治療を受けるためにも専門の医師に相談してください。
やる気が起きない
介護現場で頑張っている人は、突然やる気が起きなくなる無気力症候群になりやすいです。
なぜなら、自分では気づかないうちにストレスが蓄積し、身体的や精神的な症状を引き起こしているからです。
対策としては、仲の良い人とのコミュニケーションや良質な睡眠、栄養バランスの良い食事の摂取を心がけましょう。
以上のように、気がつかないうちにストレスサインが出ているため、普段から規則正しい生活も含め、自分の身体にとって良い選択をすることが大切です。
よく成功してる人は他人より努力してるからとか聞くけど、んなもんは戯れ言だっての・・・
こころはたまご焼き(@cocotamayaki May 1, 2019)
どんなに努力しても、どうにもならないくらいの事が起きる事だってあるんだよ。
俺だって今は無気力だけど、昔(健康だった時)は介護職にやりがいを見つけて上級職目指して勉強も技術も頑張ったよ。
当時の私は、他の職員からさまざまな業務を任され、それなりに頑張っていました。
しかし、次第に仕事量が増え、気づけば毎日が忙殺レベルの業務量に。
そんな生活を続けているうちに、だんだんと無表情になり、周囲から「あなた大丈夫?」と心配されるようになりました。
自分では気づいていませんでしたが、すでにストレスサインが出ていたようです。
このままではまずいと思い、有休を使って休むことにしましたが、会社から何十回も出勤の催促があり、精神的にさらに追い詰められてしまいました。
結局、そのまま退職することを決意。
当時の職場では、介護リーダーの方がとても良くしてくれていたので、辞めることには正直迷いもありました。
それでも、自分の心と身体を考え、一旦仕事から離れることを選択しました。
この経験から学んだこと
- 必要以上に「自分の仕事を増やさない」ことが大切。
- ストレスサインに気づくためにも、日頃から周囲とコミュニケーションをとることが大事。
仕事を頑張ることは大切ですが、それ以上に自分の健康を守ることが最優先です。
もし、今のあなたが「最近やる気が起きない…」と感じているなら、無理をせず、一度立ち止まって自分の状態を見つめ直してみてください。
介護職でストレスを溜めない具体的な3つの対策

介護職でストレスを感じている人で、どうしていいのかわからない人もいるでしょう。
ストレス発散方法で、一番大事なのは自分がリラックスできているかです。
続いては、介護職でストレスを溜めない具体的な対策を、3つ解説します。
- 趣味に没頭する
- 職場以外の知人や家族に相談する
- 職場環境を変える
趣味に没頭する
趣味に没頭すると、ストレス発散の効果があります。
その理由は、自分が好きなことができると、気分転換やストレス軽減になるからです。
具体的には、人によって趣味は違いますが、例えば散歩やランニングが手軽に始められます。他にも、バッティングセンターやカラオケもあります。
上記のようなひとりでもできる趣味なら、今すぐに始められるためおすすめです。
職場以外の知人や家族に相談する
最初に相談するのは、身近であなたのことを一番良く知っている家族が良いでしょう。
というのは、身近にいる人に相談すると、介護現場のストレスが軽減される可能性が高いからです。
他にも、職場以外の知人に相談するのも、同じ効果が期待できます。
以上のように、ストレスの存在に気付いていない人もいるため、日頃から家族や知人にお話を聞いてもらうのが必要です。
職場環境を変える
介護現場のストレスは、職場環境を変えることで解消される可能性があります。
なぜなら、今の職場環境を変えれば、新しい職場環境でストレスなく働ける可能性があるからです。
ただし、ストレスの原因が自分自身にある場合は、職場環境を変えても同じ状況になるかもしれません。
とはいえ、今の介護現場で限界を感じている人は、今の現場から離れるのも良いでしょう。
【まとめ】介護職で限界に達する前にストレス発散しよう
本記事では、介護職で私がストレスで限界に達した3つの理由と、3つのストレスサインやストレスを溜めない3つの対策を解説しました。
介護職は、ストレスが溜まりやすいお仕事のため、定期的にストレス発散をする必要があります。またストレスサインも見落とさないように気をつけましょう。
介護現場で限界の人は、職場環境を変えるのも良いですし、家族や職場以外の知人に相談してみるのもおすすめです。
以下は、介護職のストレスに関する記事をまとめていますので、良かったら参考にしてくださいね。
コメント