「介護職の自己紹介で何を話せばいいのか分からない」こんなお悩みはありませんか?
筆者は、介護職に転職を繰り返した経験があるので、その気持ちが分かります。今では採用担当者として面接をする側です。
本記事では、介護職の面接で自己紹介する3つのポイントや項目、注意点を解説しています。
最後まで読めば、面接で重要なポイントや注意点が分かり、採用担当者に伝わる自己紹介ができるようになります。ぜひ読んでみてくださいね。
介護職の面接で自己紹介する3つのポイント
採用担当者から「自己紹介をしてください」と言われたら、何から話せばいいのか悩む方もいるでしょう。
面接の自己紹介は、採用されるための重要な場面です。
はじめに、介護職の面接で自己紹介するポイントを、3つに分けて解説します。
1分程度にまとめる
介護職の採用担当者に自己紹介するときは、1分程度にまとめて伝えましょう。
その理由は、自己紹介が長くなると、採用担当者に何を伝えたいのか分からなくなるからです。
具体的には、自己紹介の文字数は300文字程度が一般的です。また事前に自己紹介文を作成し、1分程度におさまるように、声を出して練習するのがおすすめです。
以上のように、自己紹介は1分程度を意識して、採用担当者に何を伝えたいのかまとめておきましょう。
要点をまとめて簡潔に伝える
自己紹介する前に、要点をまとめて簡潔に伝える準備をしておきましょう。
というのは、あとから採用担当者が質問しやすいように、要点を簡潔に伝える必要があるからです。
例えば、転職理由や志望動機が挙げられます。他には、経験・スキル・実績がありますが、自己紹介では具体的に伝えないようにしましょう。
上述のように、自己紹介では具体的な内容ではなく、要点をまとめて簡潔に伝えるのが重要なポイントです。
第一印象を意識する
採用担当者に自己紹介するときは、第一印象を意識しましょう。
面接の自己紹介で第一印象が良ければ、採用されやすくなります。
また第一印象を良くするには、明るい表情や大きな声、姿勢を正すなどが挙げられます。
以上のように、採用担当者に第一印象を良く見せるために、表情・声・姿勢を意識しましょう。
介護職の自己紹介で必ず伝える5つの項目
介護職の自己紹介で「何を伝えたらいいのか分からない」といった方は、とくにお読みください。
続いては、介護職の自己紹介で必ず伝える項目を、5つ解説します。
名前・挨拶
介護職の自己紹介では、フルネームで名前を伝えて、明るく元気な声で挨拶しましょう。
採用担当者に名前と挨拶をするのは、これから面接を受ける者としてのわきまえです。他にも面接の緊張感が和らいだり、面接がスムーズに進んだりする効果もあります。
具体的な挨拶は、「◯◯と申します。今日はよろしくお願いいたします」や「面接の場を設けていただき、ありがとうございました」といった内容です。
上記のように、自己紹介で名前と挨拶をするのは、面接を受ける者のマナーです。名前はフルネームで伝えて、大きな声で挨拶しましょう。
施設形態・仕事内容・役割
採用担当者に、施設形態・仕事内容・役割を簡潔に伝えましょう。
というのは、応募者の自己紹介が簡潔に伝われば、あとで採用担当者が質問する範囲を限定できるからです。
例えば「有料老人ホームでリーダーを3年間担当し、新人教育や勤務表を作成していました」といった内容です。
このように伝えると、採用担当者は質問を限定できるため、面接がスムーズに進みます。
経験・スキル・実績
応募先で活かせる経験・スキル・実績を、簡潔に伝えましょう。
その理由は、応募者がどんな経歴があるのか、採用担当者は何も知らないからです。
一例を挙げると、資格なら「◯◯年に初任者研修修了」「◯◯年に介護福祉士の資格取得」といった感じで書くと、ステップアップしている流れが伝わります。
以上のような伝え方をすれば、あなたが積み上げてきた経験・スキル・実績が、簡潔に採用担当者に伝わります。
要約した志望動機
自己紹介で志望動機を伝えるときは、要約して伝えましょう。
要約した志望動機が伝われば、あとで採用担当者から質問がしやすくなります。
例えば、「現職で培った介護経験を貴社で活かしたい」といった感じです。
上述のように、自己紹介を簡潔に伝えるために、事前に志望動機を要約しておきましょう。
締めの言葉
自己紹介が終わったら、締めの言葉を伝えましょう。
締めの言葉は、いつ自己紹介が終わったのか明確に示すために必要です。
もし締めの言葉がなかったら、採用担当者は「自己紹介は終わったのか?」となります。
そうならないように、自己紹介の最後に「今日はよろしくお願いいたします」と、締めの言葉が必要なのです。
介護職の面接で自己紹介するときの5つの注意点
介護職の自己紹介では、第一印象が重要です。とくに接遇面を見られるため、不適切な振る舞いがないか注意が必要です。
ここでは、介護職の面接で自己紹介するときの注意点を、5つ解説します。
名前を名乗らない
自己紹介で、名前を名乗らない方は注意が必要です。
というのは、自分の名前を採用担当者に伝えるのは、これから面接を受ける者として当たり前だからです。
名前の伝え方は、「◯◯ ◯◯と申します」が良い例です。
名前とはいっても、名字だけ伝えてはいけません。必ずフルネームで名乗りましょう。
つい口癖が出てしまう
自己紹介で、つい口癖が出てしまう方は注意です。
面接の場で口癖が目立つと、採用担当者によっては耳障りに聞こえるため、印象は良くありません。
例えば、会話のはじめに「え〜」や「あ〜」、「ハイハイ」などが挙げられます。
面接を受ける方は、気がつかないところで口癖が出ていないか、自分で録音して確認してみましょう。
言葉を略してしまう
自己紹介をするときに、言葉を略してしまう方は注意しましょう。
言葉を略してしまうと、採用担当者から「面倒なのか」や「丁寧ではない」と、あまり良い印象を持たれません。とくに日頃から言葉を略している方は、無意識に略している可能性が高いため注意が必要です。
具体的には、グループホームなら「グルホ」、特別養護老人ホームなら「特養」が挙げられます。
以上のように、言葉を略すと良いイメージを持たれないため、丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。
自己PRをしてしまう
自己紹介で、自己PRをしてしまっている方は注意しましょう。
その理由は、自己紹介は自己PRとは違い、1分程度で簡潔に伝える必要があるからです。
とは言っても、いろいろ伝えたいですよね。他の1分程度で伝えきれない内容は、あとて採用担当者から質問があったときに伝えましょう。
上記を踏まえて、1分間で自己紹介を求められる場面では、自己PRにならないようにしましょう。
長々と話してしまう
自己紹介で、長々と話してしまう方は注意が必要です。
というのは、自己紹介で長々と話してしまうと、何を伝えたいのか要点が見えなくなるからです。つい自分の経歴や志望動機を詳しく話してしまいがちですが、採用担当者への印象は良くありません。
例えば、時系列で経歴を述べたり、施設ごとに細かく述べたりする場面が挙げられます。
上述のように、長々と話さないように気を付けて、何を優先して伝えたいのか事前に考えておきましょう。
介護職の採用担当者から「自己紹介をしてください」と聞かれたときの例文
介護太郎と申します。今日は面接の場を設けていただき、ありがとうございます。
私は高校を卒業後に、近くのスクールで初任者研修を取得し、デイサービスで3年間の実務経験を積んできました。その後グループホームに転職し、3年間の間に介護福祉士の国家資格を取得しました。
同じグループホームの貴社なら、私の経験が活かせると考え応募いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
上記の項目以外に志望動機や仕事内容がありますが、すべてを自己紹介で伝える必要はありません。
以上のように、一番伝えたい内容を優先して、1分程度で自己紹介できるようにするのがポイントです。
まとめ:介護職の自己紹介は要点をまとめて1分程度で伝えよう
本記事では、介護職の面接で自己紹介する3つのポイントや必ず伝える5つの項目、注意点などを解説しました。
以下に本記事をまとめていますので、気になる部分は見直してみてくださいね。
以下は、介護職の志望動機に関する記事をまとめていますので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
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