【まとめ】介護職を辞めたい理由と8つの対処法！退職するタイミングも解説

「介護職を辞めたい…対処法や退職するタイミングが知りたい」こんなお悩みはありませんか？

介護職は、身体的・精神的にきつい仕事のため、辞めていく方も少なくありません。筆者は現役の管理者兼施設長ですが、過去に何度も考えたことがあったので、その気持ちが分かります。

本記事では、介護職を辞めたい理由や8つの対処法、退職するタイミングを解説しています。

本記事を最後まで読めば、辞めたい理由に対しての対処法が分かり、今の介護現場を続けるべきか判断ができるようになるでしょう。

他にも退職するタイミングも分かるので、ぜひ読んでみてくださいね。

介護職を辞めたい12個の理由

介護業界は、さまざまな理由で辞めていく方が多い職種です。

はじめに、介護職を辞めたい理由を、12個に分けて解説します。

人間関係で疲れた・つらい

介護現場の人間関係で、疲れた人やつらい人もいるでしょう。

その理由は、周囲とのコミュニケーションをとる場面が多いからです。

具体的には、人間関係に疲れてくると周囲とのコミュニケーションが取れなくなったり、仕事でミスが増えたりします。

上記の環境下で働き続けると、人間関係で疲れやつらい気持ちが蓄積され、辞めたい気持ちになるでしょう。

結婚・出産・育児のイベントがある

介護職で働く方の中には、結婚・出産・育児のイベントで悩み、辞める人もいるでしょう。

というのは、家庭と仕事の両立が難しくなるからです。とくに女性の場合は、出産や育児のタイミングで仕事を続けるのが難しくなります。

男性の場合でも、結婚や育児のタイミングで長期休暇を取得したり、給与の高い会社に転職したりします。

上記のようなイベントがあると、仕事と私生活のバランスを保つために、介護職を辞める人もいるでしょう。

給料が低いと感じ不満がある

介護職の給料が低いと感じ、不満がある方もいるでしょう。

給料が低いと感じるのは、介護職の仕事が重労働だからです。

重労働の介護現場で働き続けると、給料に見合わないと感じるようになり、不満につながります。

いつまでも給料が低い場合には、不満が頂点に達し、辞めたい気持ちになるでしょう。

身体的・精神的な負担が大きい

介護職の仕事は、高齢者の身体介助が中心になるため、身体的・精神的な負担が大きいです。

とくに入浴介助や排泄介助では、高齢者の身体の一部を支える場面があるため、腰を痛める方も中にはいます。

他にも、高齢者とのコミュニケーションがうまくいかず、精神的に負担を感じる方もいます。

上記のように、介護職は身体的・精神的な負担を感じやすい職種のため、辞めたい気持ちになる方もいるでしょう。

こちらの記事「介護職員で私が辛くて辞めたいと感じた4つの理由と私の経験談や試してほしい3つの対処法なども解説」では、私の体験談を載せていますので、良かったら合わせて読んでみてくださいね。

介護施設の理念が合わず、やりがいを感じない

介護施設の理念が合わず、やりがいを感じない方もいるでしょう。

介護施設の理念が合わないと、仕事にやりがいを感じられず、転職先を考えるようになります。

仕事に対してやりがいがあれば、辞めたいと思わず、自分の働き方ができるでしょう。

介護施設の理念が合っているかは、実際に働きながら見定める必要があるため、結果的に自分に合わず辞める方もいます。

介護職が向いていないと感じる

介護現場で働いていると、介護職に向いていないと感じる方もいるでしょう。

とくに人と話すのが苦手な方や潔癖症の方は、介護職に向いていないと感じやすいです。

というのは、介護現場では高齢者とのコミュニケーションが多いため、会話が苦手な方にとって負担になるからです。他にも排泄介助があるため、潔癖症の方の中にはできない方もいます。

上記の理由で介護職を辞めたい方の多くは、転職して間がない方ですが、長く働いていると改善する場合もあります。

こちらの記事「介護職が向いていない理由で辞める人は甘え？4つの特徴と試してほしい3つの対処法や経験談も解説」でも、私の経験談や対処法を紹介しているので、合わせて読んでみてくださいね。

他の職場が気になる

今の職場で働いている方で、他の職場が気になる方もいるでしょう。

その理由は、今の職場の待遇面や業務量、人間関係が良くない場合に、他の職場の方が良さそうに見えるからです。

しかし、現実では他の職場も対して変わらないため、転職して後悔する方もいます。

他の職場が気になる方は、今の職場を本当に辞めて後悔しないのか、冷静に判断しましょう。

人手不足で忙しい

介護現場では、人手不足で忙しい理由で、辞めたいと感じる方もいます。

というのは、人手不足で忙しい介護現場では、一人当たりの業務量が増加し耐えられないからです。

人手不足の介護現場で働き続けると、身体的・精神的にも限界がきます。

上記のような介護現場では、辞めたい気持ちになる方もいるでしょう。

こちらの記事「介護現場が人手不足で私が辞めると言えない3つの理由と退職する5つの流れや退職できないときの3つの対処法を解説」では、対処法や退職する流れを解説しているので、良かったら参考にしてみてくださいね。

労働環境に不満がある

介護現場の労働環境が不満で、辞めたい気持ちになる方もいるでしょう。

例えば、施設によっては労働環境が違うため、自分に合う働き方ができない場合があります。

また労働環境は、実際に介護現場で働いてみないと、分からない部分が多いです。

結果的に、介護現場の労働環境が合わず不満が募り、辞めたい気持ちになるでしょう。

将来に不安を感じる

介護現場に慣れてくると、将来に不安を感じる方もいるでしょう。

その理由は、今の職場でスキルアップやキャリアアップもできず、将来に不安を感じるからです。

また一度でも将来に不安を感じてしまうと、転職先を考えるようになります。

将来に不安を感じている方は、今の介護現場を辞めて、将来性のある職場を探す方もいるでしょう。

生活リズムが乱れる

介護現場では、生活リズムが乱れやすい夜勤勤務があります。

というのは、夜勤勤務は長時間労働になるため、生活リズムが乱れやすく体調も崩しやすいからです。

また生活リズムが乱れると、睡眠や食事の時間が不規則になるため、仕事だけでなく私生活にも影響を与えます。

生活リズムが乱れた状態で働き続けると、体調を崩し、仕事ができなくなります。その結果、介護職を辞める方もいるでしょう。

違法な医療行為がある

介護施設の中には、介護職員が違法な医療行為を迫られる場面があります。

とくに看護師が不足している施設では、違法な医療行為と分かっていても、介護職員がするしかない状況があります。

そのため、資格のない介護職員が違法な医療行為を迫られ、精神的に耐えられず辞めていくのです。

もし介護現場で違法な医療行為がある場合には、自分のために転職先を考えましょう。

介護職を辞めたいときの8つの対処法

続いては、介護職を辞めたいときの対処法を、8つ解説します。

辞めたい理由を明確にし考える

介護職を辞めたい理由を明確にし、冷静に考えてみましょう。

というのは、自分の辞めたい理由が明確に分かれば、転職せずに済む場合があるからです。かりに転職しても、後悔せずに済みます。

まずは現状を認識するために、自分がなぜ辞めたいと感じているのか、明確にするのが重要です。例えば、今の介護現場で感じていることを、紙に書き出して整理すると良いでしょう。

上記のように辞めたい理由を整理しておけば、同じような問題に直面した場合に、対策や改善点を見つけやすくなります。

家族や友人に相談する

人間関係がうまくいかない方は、家族や友人に相談しましょう。

家族や友人に相談すると、自分の考えが整理できるため、自分で気付けなかった新しい視点が見つかります。

一方で、自分一人で考えてしまうと視野が狭くなり、判断を誤る場合があります。もし近くに相談できる人がいない方は、転職サイトのアドバイザーを頼ると良いでしょう。

聞きながら業務を進める

介護現場では、他職員に聞きながら業務を進めるようにしましょう。

例えば、高齢者とのコミュニケーションの取り方・身体介助の方法・レクリエーションのバリエーションなどが挙げられます。

また介護職の業務内容は時間の経過とともに、取り組み方や高齢者とのコミュニケーションも変化するため、定期的に他職員に聞きながら業務を進めると良いでしょう。

こちらの記事「介護職で私が新人のときに辞めた3つの原因や5つの理由と試してほしい4つの対処法を経験談も合わせて解説」では、業務を覚えられない方や新人の方に向けて対処法などを解説しているので、参考にしてみてくださいね。

辞める前に転職先を決める

今の介護現場に見切りをつけている方は、辞める前に転職先を決めるのが良いでしょう。

その理由は、今の仕事を先に辞めてしまうと無収入になり、生活を維持できなくなるからです。

そのため、すぐに辞めたいと思っても転職先が決まるまでは、現在の介護職を続けた方が良いのです。

今の介護現場を辞める場合には、事前に転職先を決めておき、計画的に進めていきましょう。

自分の時間を満喫する

仕事以外に目を向けて、自分の時間を満喫できる環境を作りましょう。

具体的には、自分の趣味に没頭したり、友人や恋人と楽しい時間を過ごしたりが挙げられます。

また自分の時間を満喫できれば、気持ちにゆとりが持てるようになるため、仕事で辞めたい気持ちになっても再び頑張れるでしょう。

今の待遇を見直す

今の待遇を見直し、給与を上げられないか確認しましょう。

例えば、手当てが支給される資格を取得したり、夜勤回数を増やしたりできないか確認します。

施設によっては、処遇改善加算手当ても支給されるため、必ず確認しておきたい重要なポイントです。

今の介護施設で手当てが支給されない場合には、転職を考えるのも良いでしょう。

労働環境を変える

今の介護現場で、労働環境を変えられないか相談してみましょう。

もし、介護職を辞めたい理由が不規則な勤務の場合は、日勤のみや夜勤のみで働く選択肢もあります。

また人間関係が原因なら、違う部署に異動を申し出るのも有効です。

労働環境を変えたい方は、直属の上司に改善できないか相談してみましょう。

十分な休息を取る

介護職を辞めたい方は、休職して十分な休息を取るのも良いでしょう。

というのは、介護職は自律神経が乱れやすい職種だからです。

そのため、しばらく仕事から離れて、身体を休める十分な休息が必要なのです。

仕事から離れて身体を休めたら、仕事に復帰するべきか考えてみましょう。

対処法で解決できないなら転職を考えよう

中には「対処法を試してみたけど、解決できなかった」といった方もいるでしょう。

ここからは、転職を考えるポイントを4つ解説します。

職場環境

職場環境は、たとえ上司が解決しようとしても、すぐに改善できないため時間を要します。

他にも、上司からのハラスメントや違法な医療行為がある場合には、職場環境の改善は見込めないでしょう。

介護施設でよくある職場環境の問題は、以下の3つが挙げられます。

上記のような職場環境の問題がある場合には、介護現場に強い思いがない限り、転職を考えた方が賢明でしょう。

身体的・精神的に限界がきている

介護現場で、身体的・精神的に限界にきている方もいるでしょう。

もし限界の状態で働き続けた場合に、身体が動かなくなり、本当に働けなくなります。

しかし、介護現場で働く方で、身体的・精神的に限界にきている状態が分からない方もいます。

少しでも身体的・精神的にキツいと感じたら、有休を消化して身体を休めたり、転職したりするのも良いでしょう。

将来的にキャリアアップが望めない

将来的に、キャリアアップが望めない介護施設もあります。

今の介護施設でキャリアアップできる制度があれば、転職せずにキャリアを積めます。

ただし、キャリアアップ制度があっても、活用出来ないケースもあるため見極めは必要です。

もしキャリアアップが望めない場合には、将来性のある転職先を探すと良いでしょう。

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やりがいを感じているか

今の介護現場で、やりがいを感じているか少し考えてみましょう。

というのは、やりがいがあるかどうかで、働くモチベーションが保てるからです。

今の介護現場の仕事が楽しいと思えたり、達成感が得られたりするか振り返ってみてください。

振り返った結果、やりがいを感じられない人は、自分が介護職の楽しさや達成感が得られる転職先を探すと良いでしょう。

今の介護職を辞める3つのタイミングを考えよう

今の介護職を辞める判断をされた方は、勢いで辞めないようにしましょう。

ここでは、今の介護職を辞めるタイミングを、3つ解説します。

転職先が決まってから退職する

先に退職せずに、転職先が決まってから行動するのをおすすめします。

転職先が決まっていれば、収入が維持できるため、私生活が安定するからです。

介護職の転職では、人手不足の施設が多いため、いつでも求人募集がある状態です。また面接から採用までの期間も、大体1ヶ月以内に決まります。

上司に退職の意向を伝えるタイミングは、求人の応募先で採用が決まった時点で良いでしょう。

こちらの記事「介護職を辞めたい高卒で転職する3つのポイントや3つの注意点と転職活動する3つの方法を解説」は高卒向けなのですが、転職するまでの内容自体は共通なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

すぐに退職する場合は生活費を確保しておく

すぐに退職する必要がある方は、生活費が十分に確保できているか確認しておきましょう。

というのは、すぐに退職してしまうと無職になるため、収入が途絶えて生活が困難になるからです。

もし、退職してすぐに転職先を探す場合は、3ヶ月くらいで見つかる可能性はあります。しかし、しばらく働けない方は十分な生活費が必要になるでしょう。

いずれにしても、自己都合の退職なら失業給付を3ヶ月後から受け取れるため、転職先が決まるまでの生活費に充てられます。

上記を踏まえて、先に退職する場合には、十分な生活費を確保しておきましょう。

こちらの記事「【経験談有】介護職で私がパートを辞めたいと思った3つの理由や退職方法とWワークも解説」では、退職方法だけでなく私が経験してきたパート時代のノウハウも載せているので、良かったら読んでみてくださいね。

ボーナスが入る時期に合わせる

今の介護現場を辞めるタイミングは、ボーナスが入る時期に合わせましょう。

ボーナスが入れば、生活費や転職活動費に充てられるため、金銭的にゆとりができます。

ボーナスをもらって辞めるタイミングに、気が引ける人はいるかもしれませんが、全く気にする必要ありません。ボーナスは、あなたがこれまで働いてきた評価で、支給されるものだからです。

以上のように、ボーナスが入るまで我慢できる人は、退職する時期を合わせるのがおすすめです。

もし自分から退職を切り出せない方は、こちら「即ヤメ」と「【退職代行ガーディアン】 」なら無料で相談できるので利用しましょう。

介護職からの転職する方におすすめの転職サイト3選

転職活動を始めるのは、自分が働きやすい職場を見つける新たなスタートです。

ここでは転職を考える方に、おすすめの転職サイト3選を紹介します。

カイゴジョブ

画像出典：カイゴジョブ公式サイト

カイゴジョブは、介護職専門の転職支援サービスです。

カイゴジョブの転職支援サービスでは、全国各地の介護職のみの求人を自分で選べます。他には以下のような特徴があります。

何か困ったときには、専任のキャリアアドバイザーに相談できるため、安心して利用できます。

カイゴジョブで介護職を探す方は、以下の公式サイトから探せるので、覗いてみてくださいね。タイミングが良ければ希望の求人が見つかるでしょう。

≪未経験・初心者求人も多数！≫ 介護求人ならやっぱりカイゴジョブ

カイゴジョブエージェント

画像出典：カイゴジョブエージェント公式サイト

カイゴジョブエージェントは、全国各地の厳選された介護職の求人を扱う、介護職専門の転職支援サービスです。

カイゴジョブエージェントでは、介護職に特化した専任のキャリアアドバイザーが担当につく特徴があります。

気になる求人があれば、内部情報も提供してくれるため、入職後のミスマッチをある程度は防げます。

カイゴジョブエージェントの特徴は、以下のとおりです。

取り扱う求人数は、非公開求人だけでも1万件以上あり、その中からキャリアアドバイザーがあなたに合う仕事を紹介してくれます。

またアドバイザーに待遇や条件などの希望を伝えておけば、要望に沿った仕事が見つかりやすくなるため、ぜひ利用してみてください。

カイゴジョブエージェントで介護職を探す方は、以下の公式サイトから探せますので、まずは探してみてくださいね。

カイゴジョブエージェント

リクルートエージェント

画像出典：リクルートエージェント公式サイト

リクルートエージェントは、介護職以外にも転職を考えている方におすすめです。

リクルートエージェントの特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェントでは、さまざまな業界の求人情報を取り扱っているため、自分に合う転職先を見つけやすいです。

窓口で対応する担当者は、経験豊富なキャリアアドバイザーが多いため、適切なアドバイスがもらえます。

介護職以外の求人は、以下のリクルートエージェントの公式サイトから探せますので、利用してみてくださいね。

【まとめ】まずは対処法を試してから転職を考えよう

この記事では、介護職を辞めたい12個の理由や8つの対処法、転職するタイミングを解説しました。

以下に、本記事の内容をまとめているため、気になる部分を振り返ってみましょう。

まずは、辞めたい理由に対して自分で対処できないか検討してみましょう。

実際に対処が難しい場合には、転職を視野に入れて退職するタイミングを考えておくことです。

転職活動を考えている方は、こちら「カイゴジョブ、カイゴジョブエージェント、リクルートエージェント」なら働きながら探せるので、自分に合う転職先を見つけましょう。

もし自分から退職を切り出せない方は、こちら「即ヤメ」か「【退職代行ガーディアン】 」を利用しましょう。