「介護職から転職が多くて志望動機がうまく書けない」
こんなお悩みはありませんか?
介護職から転職回数が多くなると、志望動機になんて書けばいいのか分かりませんよね。私の場合は、人間関係で辞めた職場やキャリアアップのために期間を決めて辞めた職場もあるので、その気持ちが分かります。
この記事では、転職回数を活かした志望動機を書く3つのポイントなどを解説しています。
最後まで読む頃には、退職理由を整理できて転職理由をポジティブに書けるようになります。記事の後半で例文もご用意しているため、最後まで目を通していただき、ぜひ参考にしてみてくださいね。
介護職から転職が多かった方の5つの退職理由
介護職から転職する方の多くは、何か理由があって退職をしています。
はじめに、介護職から転職が多かった方の5つの退職理由を解説していきます。
上記5つの退職理由を、それぞれ見ていきましょう。
人間関係の問題
介護職からの転職が最も多かった理由は、人間関係の問題です。
介護職の現場では、同僚や上司とのコミュニケーションが求められる中で、ちょっとした意見の違いから居心地が悪くなることがあります。
介護業界では、他者との連携が欠かせないため、人間関係がうまくいっていないとストレスが溜まっていきます。
その結果、退職を考えるようになり、他の介護現場に転職する人も少なくありません。
今より良い待遇の会社が見つかった
介護職の退職理由では、今より待遇の良い会社が見つかった話も多く聞かれています。
介護職で実務経験を積みながら、資格を取得される方もいるため、今より手当てが手厚い会社が見つかれば転職を考えるわけです。
とくに未経験から働き始めた方は、給料が安い傾向にあります。
そこから資格の取得や実務経験を積んだ方は、今より待遇の良い会社を探す人は多いでしょう。
将来性がなかった
介護職の仕事は無くなりませんが、将来性が期待できない会社も中にはあります。
同じ介護現場で何年も働いているのに、給料が上がらなかったり、役職に就けなかったりすると、将来が不安になるのも仕方ありません。
このような状況を変えるために、給料アップや役職への昇進の相談をしたとしても、変わらない会社は多いです。
その結果、将来が不安になり転職する方も少なくありません。
人手不足が改善しない
介護職では、人手不足の介護現場も少なくありません。
どんなに良い介護施設でも、人手不足の環境では介護職員の負担が大きいため、不満を抱く方が多いです。
よく見られるのは、人手不足の問題を改善できないまま、新規の利用者様を増やすなどが挙げられます。
このような状況下では、休みもろくに取れず残業も続くため、不満が募り退職を考える方もいるでしょう。
結婚、出産、育児
介護職では、結婚のタイミング、出産から育児の流れで退職する方は少なくありません。
具体的には、介護現場で働く職員の中から、結婚のタイミングで遠方に引っ越す方や、出産から育児休暇を取得する方が挙げられます。
結婚ならすぐに転職できますが、出産から育児の流れでは、すぐには働けません。
上記のような理由から、退職される方も多いです。
介護職の志望動機に転職理由をポジティブに書く3つのポイント
介護職から転職が多い方は、志望動機を書くときに転職理由で悩む方も多いでしょう。
転職理由は、採用担当者から必ずチェックされるため、事前に受け答えができるようにしておく必要があります。
続いては、介護職から転職が多い方に向けて、志望動機に転職理由をポジティブに書く、3つのポイントを解説していきます。
退職するしかなかった事情を書く
介護現場で働く人の中には、退職するしかない事情を抱えている方もいます。
例えば、遠方に引っ越しや育児などが挙げられます。
このような理由なら、そのまま志望動機に書いても問題はありませんが、しっかり伝わるように書きましょう。
前向きな転職理由を書く
介護職から転職が多い方は、前向きな転職理由を書きましょう。
というのは、後ろ向きな転職理由を書いてしまうと、採用担当者にマイナスに伝わるからです。
具体的には、後ろ向きな理由として「同じ業務の繰り返しで嫌になった」「施設のやり方に合わなかった」などを志望動機に書いてしまったら、採用担当者にマイナスに伝わってしまいます。
一方で、前向きな理由では「新しい業務にチャレンジしたい」「施設の理念や方針に共感した」などなら、前向きな転職と受け取られ、採用担当者に好印象を持たれやすいです。
上記のように、書き方次第で、採用担当者に前向きな印象を与えられます。
キャリアアップのために必要だった内容を書く
キャリアアップのために転職する方は、必ず志望動機に書いておきましょう。
その理由は、採用担当者は転職回数よりも転職理由で判断するからです。
例えば、現職で実務経験を積みながら介護福祉士の国家資格を取得したものの、役職に就けなかったなどが挙げられます。
このように、役職に就けない方も少なくないため、志望動機にはキャリアアップがしたい内容を具体的に書くと良いでしょう。
介護職の転職回数を活かした志望動機を書く3つのポイント
採用担当者は転職理由で判断するため、転職回数が多くても書き方次第で良い印象を与えられます。
ここでは、介護職の転職回数を活かした志望動機を書く、3つのポイントを解説していきます。
上記3つのポイントを見ていきましょう。
将来に向けた一貫している内容を書く
志望動機には、将来に向けた一貫している内容を書きましょう。
というのは、採用担当者は志望動機をとおして、転職を繰り返してきた内容を確認するからです。
一例を挙げると、「ケアマネを目標にいろいろな施設形態の現場を経験してきました」など、将来に向けた転職である内容を書きます。
このような理由が書ければ、転職回数が多かったとしても、説得力のある志望動機になります。
さまざまなスキルや実績を積んできた内容を書く
転職を繰り返す中で、さまざまなスキルや実績を積んできた内容をアピールしましょう。
採用担当者に、さまざまなスキルや実績をアピールできたら、転職回数の多さが評価され経験豊富な人材として見られます。
実績に関しては、リーダーとしての活躍、サービス提供責任者としてケアプラン作成など、具体的に書ければ即戦力として評価される可能性が高いです。
これまでの過去の実績やスキルを整理し、採用担当者にアピールできる志望動機を書きましょう。
目標に向かって長期間働く意思を書く
志望動機をとおして、採用担当者に目標に向かって長期間働く意思を伝えましょう。
というのは、採用担当者は転職が多い方に対して「すぐに辞めるのではないか?」と思っているからです。
過去に転職を繰り返してきた理由を明確にし、これから「3年後に介護福祉士試験を受けたい」「5年後にケアマネの試験を受けたい」など、目標に向かって長期間働く内容を書きましょう。
上記に加えて、目標に向かってどんな取り組みをしていくのか、具体的に書けると尚良いです。
介護職から転職が多い方の志望動機の例文
介護職から転職が多い方の志望動機は、書き方次第で採用担当者に与える印象が変わります。
ここまでいくつかのポイントを解説してきましたが、実際にどう志望動機を書けば良いのか分からない方に、3つの志望動機の例文をご紹介していきます。
ケアマネを意識した志望動機
私はこれまでに、6つの介護施設を経験してまいりました。
転職が多かった理由は、将来ケアマネとしてさまざまな介護施設を知っておきたかったからです。
具体的には、介護施設の特徴や実情、仕組みなどです。
貴施設におかれましては、将来に向けて内部ケアマネとしても貢献できると思い、応募いたしました。
やりがいに重点を置いた志望動機
私はこれまで、在宅型と施設型で、それぞれ介護の経験を積んでまいりました。
そこで、私が本当にやりたい介護とは何かに気付けました。それは直接利用者様とふれあい、支援が必要な部分だけお手伝いをする中で、たしかなやりがいを感じたことです。
貴施設は、利用者様に質の高い介護サービスを提供されており、個々のケアが隅々まで行き届いているところに、感銘を受けました。
これまでの介護経験を活かし、貴施設で利用者様の支えとなれる一員になりたいと思い、応募いたしました。
介護施設の理念に重点を置いた志望動機
これまで介護施設を中心に、利用者様やご家族様のさまざまなニーズに、応えてまいりました。
さまざまなニーズの中には、対応が難しいケースもありましたが、チーム一丸となって可能な限り対応していました。
貴施設は、利用者様とご家族様のニーズを追究する理念を掲げておられ、私自身の思いと合致しています。
貴施設の一員となり、利用者様とご家族様のニーズを追究し、チームで活躍できると考え応募いたしました。
まとめ.介護職から転職する方は一貫性のある前向きな志望動機にすること
今日の記事では、介護職から転職が多い方に向けて、5つの退職理由やポジティブに書く3つのポイント、転職回数を活かした書き方と3つの例文を解説しました。
以下に本記事をまとめていますので、見直してみてくださいね。
本記事でご紹介したポイントや例文を、うまく志望動機に組み入れてみてくださいね。
以下は、介護職の志望動機に関する記事をまとめていますので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
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