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介護職のここがきつい!と言われる施設3つの特徴や施設の選び方も解説

介護職でどこがきついのか分かる!施設の選び方も詳しく解説

介護職ってどんなところがきついのだろう?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

介護の仕事では、送迎やレクリエーション、身体介助など多岐にわたる業務があります。しかし、具体的にどの部分が自分にとって負担になるのか分からないと、適した施設を選ぶのが難しいですよね。

この記事では、介護職でよく「きつい」と言われる施設の特徴を丁寧に解説し、自分に合った施設を見つけるためのポイントを解説します。

無理なく続けられる職場を見つけるためにも、ぜひ最後までお読みください。

介護職がきついと言われる施設の特徴

介護職がきついと言われる施設の特徴

実際の介護現場は、どこの施設もきついですが、それぞれ違う特徴があります。

はじめに、介護職がきついと言われる施設の特徴を、3つ解説します。

  • デイサービス(通所介護)
  • グループホーム(認知症共同生活介護)
  • 大人数の施設

デイサービス(通所介護)

デイサービスは、多くの施設が月曜日から土曜日の間に、朝10時から夕方4時頃まで営業しています。一日の流れは決まっており、利用者さんの送迎、入浴、レクリエーションが主な業務内容です。施設全体で利用者さんをサポートするのが求められますが、それぞれの役割には大きな責任が伴います。

朝は送迎業務からスタートして、利用者さんのご自宅を順に訪れ、施設まで安全に送り届けるのが基本の仕事です。時には25名近くの利用者さんを施設全体でサポートする日もあり、道中の体調管理や安全運転に気を配らなければならないため、神経を使います。

施設に到着後は、入浴介助やレクリエーションの準備と進行を担当します。入浴介助では体力を要し、レクリエーションでは利用者さんが楽しめるよう工夫が求められます。それぞれの業務に丁寧さとスムーズな連携が必要で、責任感を感じる場面も多いでしょう。

夕方には再び送迎業務が始まり、利用者さんを自宅までお送りします。このように、デイサービスの仕事は一日を通して忙しく動き回る場面が多く、心身ともに負担を感じるのも少なくありません。その中で頑張る自分を、ぜひ労わりながら働いてほしいと願っています。

合う合わないがあるから何とも言えないけどさ、
私はデイサービスはきついや。
贅沢言うようだけど送迎の運転も避けたいし。
施設から通院の付き添いぐらいならいい。でも何軒か民家を回って何人も毎日安全に運転って、不安で。

引用:タガメ@沼の底から@tagamekamo(https://twitter.com/tagamekamo/status/1498200650739781632)
【私の経験談】新規の利用者の送迎ルートがきつかった話

振り返ると、デイサービスでの勤務は、きつい部分がいくつかありました。

特に、新規の利用者さんの送迎ルートを事前に下調べする作業は、予想以上に大変でした。
送迎ミスを防ぐために、仕事終わりや休日に1時間ほど地図を見て確認したり、実際に車でルートを走ったりする必要がありました。

この時間外労働が続くと、肉体的にも精神的にもかなりの負担になります。

さらに、利用者さんの家が近ければ問題ありませんが、遠方の場合は渋滞に巻き込まれることも多く、送迎時間が大幅にずれることもありました。

予定より30分以上遅れることもあり、「このままだと施設の朝の準備が間に合わない…」と焦ることもありましたね。

これが毎日のように続くと、「今日も渋滞にはまるのかな…」とプレッシャーを感じ、体力的にも精神的にも本当にきつかったです。

グループホーム(認知症共同生活介護)

グループホームでは、9名ほどの利用者さんが共同で生活をされています。ここでは、認知症を患った方々の生活を支えるために、日々多くの配慮と対応が求められます。他の施設とは異なり、利用者さん一人ひとりの特性に寄り添いながら、安心して過ごせる環境づくりを目指しますが、それが簡単ではない場面も多々あります。

認知症への理解が深くても、対応が難しいケースは避けられません。たとえば、暴言や暴力、不潔行為や異食行為といった行動、突然のエスケープや介護拒否、さらには同じ行動を繰り返す場面に直面します。こうした出来事は、予測がつかない場合も多く、経験豊富な職員でもその都度柔軟な対応が求められます。

対応するタイミングや状況によっては、どれだけ準備していても難しい場面があります。一つひとつの行動に向き合いながら支える毎日は、確かにやりがいも感じられる一方で、大きなストレスを抱える原因にもなりがちです。

このように、認知症を理解していても日々の仕事の中で、心身ともに疲れてしまうのは珍しくありません。同じ悩みを抱える方が多いため、まずはその気持ちに素直になり、自分を労わる時間を持つのも大切です。

グループホームで自立3名、指示はいらない方4名、目が離せない暴れる利用者2名
このユニット、特養より精神的にも肉体的にもきつい。しかも夜勤ワンオペ。今や、グループホームの方が給料安いしきついんじゃない?新しく入ってくる利用者、みんな指示入らないし。辞めたい。

引用:りつ@ritsu778028(https://twitter.com/ritsu778028/status/1671885321003466763)
【私の経験談】少人数だからといって楽ではなかった話

私は過去に、3年半グループホームで働いていました。

「少人数だから仕事が楽そう」と思われがちですが、実際には想像以上に大変なことが多かったです。

特に苦労したのは、認知症を患っている利用者さんへの対応です。グループホームでは、進行度が異なる方々が一緒に生活しており、目が離せない場面が多々ありました。

例えば、なんでも口に入れてしまう方がいて、誤飲しそうになった瞬間に慌てて止めたことが何度もあります。また、場所を問わず排泄をしてしまう方もおり、清掃や対応に追われることが日常でした。

もちろん、利用者さんに悪意があるわけではありません。それでも、現場では想像を超える状況が次々と起こり、その都度、冷静に対応しなければならないプレッシャーがありました。

私自身、「きついな…」と感じることもありましたが、自分なりのストレス解消法を見つけ、職員同士でフォローし合いながら、なんとか続けることができました。

以下の記事では、介護現場でストレスを抱えている方に相談窓口を紹介していますので、合わせてご覧ください。

関連記事:
介護職の現場でストレスを抱えているけど誰にも相談できない方に2つの相談窓口をご紹介

大人数の施設

大人数を受け入れる施設には、さまざまな形態があります。たとえば、ケアハウス・介護付き有料老人ホーム・特別養護老人ホーム・介護医療院・介護老人保健施設がその一例です。この施設では、20~50人規模で利用者さんが生活しており、その分、日々の入浴・排泄・食事といった身体介護の量も増えます。

大規模な施設では職員数も多いため、業務は分担されるようになっています。しかし、現実には人手不足の問題が深刻で、一人ひとりの介護職員にのしかかる負担が大きいのも少なくありません。次々と対応が求められる中で、休む暇もなく働く日々をつらいと感じる方もいるでしょう。

特に身体介助は腰への負担が大きく、介護職員にとって避けられない悩みの一つです。日々の介助業務を続ける中で腰を痛め、コルセットを装着しながら働いている方も多くいます。このような状況は、体力的なつらさだけでなく精神的な負担をも引き起こしやすい環境と言えます。

それでも介護を必要とする方々の生活を支える役割は重要であり、やりがいを感じている方も多いはずです。だからこそ、自分の体と心のケアを忘れずに、必要なサポートや環境を求めるのが大切です。同じ悩みを抱える方々と気持ちを共有しながら、前向きに取り組む方法を見つけてほしいと願っています。

やっぱ特養きつい。
全身痛いし傷とかあざもすごいし無理😟
8時間働いてヘトヘトになって帰ってきてそれからご飯作って洗濯とかしてほんときつい無理😟
それなりにちゃんとやってるけど無理

引用:よしみまん@yomiphi(https://twitter.com/yomiphi/status/1381592939546091529)
【私の経験談】朝の時間帯が一番大変だった話

私が過去に勤めていたケアハウスでは、利用者さんが約30人ほどいました。

最初は日勤と夜勤の両方を経験しましたが、途中からは夜勤専門になりました。

夜勤は1人体制。夜間の見守りやコール対応をしながら、朝になると利用者さんを起こし、着替えやトイレの誘導、リビングへの移動を手伝う流れでした。

ここまでも十分に忙しいのですが、その後すぐに朝食の準備があるため、少しでも流れが滞ると一気に時間に追われることになります。

特に、なかなか起きられない利用者さんがいたり、トイレ介助に時間がかかったりすると、その遅れがどんどん積み重なり、気づけば朝食の準備が間に合わない…なんてこともありました。

朝の時間帯はただでさえ慌ただしいのに、1人で全てをこなさなければならないのは本当に大変でした。

以下の記事は、介護施設の夜勤の流れなどを載せていますので、合わせてご覧ください。

関連記事:
介護施設の夜勤は1人ってほんとに?必須の11個の仕事内容や3つの注意点も解説

介護職は自分に合った施設選びが重要

介護職は自分に合った施設選びが重要

続いては、自分に合った介護施設の選び方を、4つ解説します。

  • 送迎がきつい方
  • 夜勤がきつい方
  • レクリエーションがきつい方
  • 大人数がきつい方

送迎がきつい方

送迎業務が負担に感じられる場合は、施設選びを工夫すると解決できるかもしれません。特にケアハウスやグループホームは、送迎を避けたい方におすすめの選択肢です。

ケアハウスでは、専属のドライバーが送迎を担当するため、介護職員がその業務を行う必要はありません。

また、グループホームでは利用者さんが施設内で生活しているため、そもそも送迎業務が発生しません。日々の仕事が施設内で完結する環境が整っています。

送迎の負担を軽減するために、自分に合った施設形態を選ぶのも一つの方法です。少しでも働きやすい環境を見つけて、負担を軽くしていきましょう。

夜勤がきつい方

夜勤がつらいと感じる場合は、夜勤のない施設を選ぶと、負担を軽減できるかもしれません。特にデイサービスは、日中に入浴やレクリエーションが中心の業務となるため、夜勤がなく働きやすい環境です。

夜勤がある施設に勤務している場合でも、管理者に相談すると夜勤から外してもらえる可能性があります。一人で抱え込まず、まずは状況を伝えてみるのも一つの方法です。

無理なく働ける環境を見つけるのは、長く介護の仕事を続けるためにとても大切です。

自分に合った働き方を選び、心身の負担を減らしていきましょう。

レクリエーションがきつい方

レクリエーション業務が負担に感じられる方には、デイサービス以外の施設を検討するのがおすすめです。デイサービスではレクリエーションが中心ですが、他の施設では一日中レクリエーションを行いません。

もちろん、他の施設でも利用者が楽しめるレクリエーションを取り入れている場合がありますが、頻度や内容はデイサービスほど多くないのが一般的です。そのため、過度な負担を避けやすい環境です。

とはいえ、利用者さんの笑顔や喜びが感じられる場面も多い業務です。少しずつ慣れていくと、やりがいや楽しさを見つけられるかもしれません。

自分に合った施設形態を選びながら、無理のない働き方を探してみましょう。

大人数がきつい方向け

大人数の施設で働くのがつらいと感じる方には、少人数制の老人ホームやグループホームがおすすめです。少人数の老人ホームなら、一人ひとりに寄り添いやすく、ゆったりとした環境で働けます。

ただし、老人ホームは定着率が高い施設が多く、求人が少ない場合もあります。そのため、希望する職場を見つけるまでに時間がかかるかもしれません。

また、グループホームも少人数で利用者と深く関わる環境ですが、認知症ケアが中心となるため、知識や経験があると働きやすいでしょう。

自分に合った職場が見つかれば、より快適に仕事ができる環境を手に入れられるはずです。

【まとめ】自分に合った介護施設で働こう

この記事では、介護職できついと感じやすい施設の特徴や、自分に合った職場の選び方を解説しました。どの施設にも大変さはありますが、自分に合う環境が見つかれば、少しずつ負担を軽減できるはずです。

介護の仕事は決して楽ではありませんが、自分に合った施設なら、前向きに取り組めます。無理をせず、自分にとって働きやすい選択をするのが大切です。

施設選びで悩んでいる方は、この記事を参考にして、希望に合った職場を見つけてくださいね。きっと新しい一歩が踏み出せるはずです。

介護職
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この記事を書いた人
よん

介護歴10年以上。介護施設の施設長及び事業所の管理者経験を経て、2025年から介護福祉士フリーランスとして活動中。趣味は料理・水耕栽培・ライティングです。好きな食べ物は、チョコレートとフレンチトーストです。よく作る料理はトマたまパスタです。

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