「介護職を辞めたいけど高卒で転職できるか心配」こんなお悩みを抱えていませんか?
今の介護現場を辞めたいけど、高卒で転職できるか心配になりますよね。
本記事では、高卒で介護職を辞めたい方に、転職する3つのポイントと注意点を解説しています。
本記事を最後まで読めば、高卒で転職活動する方法が分かるため、やり方次第で転職できるでしょう。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
高卒で介護職を辞めたい方に転職する3つのポイント

はじめに、高卒で介護職を辞めたい方が転職するポイントを、3つ解説します。
- 年代によって変わる
- 経験年数
- 資格の有無
年代によって変わる
高卒で介護職を辞めたい方は、年代によって転職のハードルが変わります。
具体的には、20代であればポテンシャル採用で転職できる場合があります。
しかし、30代を過ぎると資格や経験を求められるため、転職が難しくなるでしょう。
とは言っても、同じ介護業界に転職する場合は人手不足の介護現場が多いため、年代を気にする必要がないのがポイントです。
私は、20代の頃から転職を繰り返してきた一人です。
当時の20代の転職では、
- 応募企業の書類選考が通りやすい
- 面接でやる気を伝えれば、未経験でも採用されやすい
このように、学歴に関係なくチャレンジしやすい環境でした。
しかし、30代以降で異業種の未経験職に挑戦しようとすると、状況は一変。
- 書類選考がなかなか通らない
- 明らかに転職のハードルが上がる
このとき私は、ハローワークや求人雑誌から応募を続けていましたが、なかなか採用をもらえず、不安な日々が続きました。
なかなか転職が決まらない中で試したのが、派遣会社の利用です。
- 気になる求人を見つけたら、相談するだけで手続きを進めてくれる
- 必要書類の準備もしてくれるので手間が少ない
- 書類選考なしで面接に進めるため、転職活動がスムーズに
このように、転職の負担を大幅に減らせたのが良かった点でした。
今では、WEB上にも転職支援サービスが充実しているので、自分に合った仕事の探し方が選べる時代です。
「30代の転職が不安…」と感じている方は、正社員求人だけにこだわらず、派遣や転職エージェントも活用することで、選択肢が広がるかもしれません。
最近、疲れが抜けないなぁ・・・。
歴オタ介護士(@rekiotakaigosi Aug 22, 2022)
夜勤専属もそろそろ限界かな。
介護職を引退したいが、年齢の縛りや
コロナ禍では転職もままならない。
経験年数
これまで働いていた介護現場の経験年数も関係があります。
一例を挙げると、転職先が同じ介護業界の場合は経験年数が評価されやすく、実務経験も有利になります。
一方で、転職先が異業種の場合は実務経験が評価されにくいため、経験年数を生かして長く働ける意思を伝えるのが重要です。
上記のように、業界を問わず経験年数が考慮されるため、転職するポイントとして押さえておきましょう。
介護職には「3年目の壁」「5年目の壁」「7年目の壁」「10年目の壁」があり、「主に転職しやすいのがその経験年数」と聞いたことがある。特にデータは無いけど、新人から中堅、リーダークラス、ベテラン等立場が変わると精神的な負担が増える。思えば、自分もそうだったかな。フォローって大事。
ちゃまきち@介護職(@chamaji_kaigo Feb 11, 2022)
資格の有無
高卒で転職する場合は、転職先で役立つ資格の有無で変わります。
転職先で役立つ資格を持っていると、求人募集に資格要件がある場合に条件を満たせます。
もし、事前に転職先の職種が分かる場合には、関連した資格を取得しておくと良いでしょう。
上述のように、求人募集には資格要件がある場合もあるため、資格の有無は重要なポイントです。
私は、介護職で何度か転職を経験してきました。
その中で、転職活動をスムーズに進めるために役立った資格やスキルがあります。
転職時に強みになった資格とスキルは
- 介護福祉士の資格
- パソコンスキル(基本操作・文章作成)
当時の求人募集では、
初任者研修以上・実務者研修以上・介護福祉士・実務経験者優遇
といった条件が多く、介護福祉士を持っていた私は応募条件に問題なく合致していました。
また、意外と重要だったのがパソコンスキルです。
介護職でパソコンスキルが役立った場面
- イベントの計画書作成
- 利用者の報告書作成
- 資料の印刷・整理
介護の現場では、手書きの書類もありますが、パソコンを使う機会は意外と多いです。
そのため、基本的な操作ができると仕事の幅が広がり、採用時のアピールにもつながると感じました。
採用担当者にアピールすべきポイント
転職の面接では、資格や経験に加えて「入職後にパソコンでどんなことができるか」を具体的に伝えると好印象です。
例えば、
- 「Excelで簡単な表が作れます」
- 「Wordで報告書や計画書を作れます」
- 「印刷やデータ管理ができます」
こういったアピールをすると、即戦力として評価される可能性が高まります。
介護職についたなら介護福祉士の資格は取っておきましょう。
やんわり|デイサービス専門(@yanwarai Nov 1, 2022)
その資格はデイサービスの収入に関係してきますので転職する時に経験年数が多くて未取得の方より有利になる事が多いんです。
難易度もそこまで高くはなく、しっかりと業務をこなして制度をざっくりでも理解できていれば大丈夫ですよ。
高卒で介護職を辞めたい方が転職する2つの注意点

高卒で介護職を辞めたい方は、転職先によって注意しておく必要があります。
続いては、高卒で介護職を辞めたい方が転職する注意点を、2つ解説します。
- 同じ介護職に転職
- 介護職以外に転職
同じ介護職に転職
同じ介護業界に、転職を考えている高卒の方は、転職理由に注意しましょう。
その理由は、転職先でも同じ転職理由で、辞めたい気持ちになる場合があるからです。
例えば、辞めたい理由が人間関係なら、原因と対策を考えておかなければ同じ結果になります。
転職する場合には、辞めたい理由を明確にして、転職先で同じ状況にならないように対策しておきましょう。
私は、資格を取得しながらキャリアアップするために、未経験でも働ける介護施設を探して転職を繰り返してきました。
未経験から介護福祉士取得までの道のり
- ヘルパー2級(現・初任者研修)しか持っていなかった頃
- ➡ 未経験OKの求人に応募し、まずは現場経験を積む
- 働きながら資格を取得
- ➡ 実務者研修・認知症サポーター養成講座を修了
- 3年以上の実務経験を積み、介護福祉士を取得
- ➡ 1回目の受験で合格できたのは良かったが、昇進の壁があった
転職のリアルを感じた昇進の壁と転職の決断
当時の職場では、実践者研修や管理者研修の推薦が受けられなかったため、キャリアアップを目指して転職しました。
- 転職先では、実践者研修や管理者研修を受講できた
- しかし、管理者が辞めない限り昇進できない現実を知る
その後、数年かけて経験を積みながら働いていたところ、知り合いから「管理者にならないか?」と声が掛かりました。
こうして、4回目の転職でようやく管理者になり、長年の目標を達成できました。
転職を考える際のポイント
- 資格を取得するなら、実務経験を積める環境を選ぶ
- 転職先のキャリアアップ制度を確認する(昇進のチャンスがあるか)
- 長期的に考えて、転職を計画する
介護職以外に転職
高卒の人が介護職以外に転職する場合は、介護経験が転職先で役立つ部分を見つけましょう。
具体的には、コミュニケーション力・パソコンスキル・管理業務が挙げられます。
転職先によってはアピールする部分が違うため、採用担当者にプラスイメージを持ってもらうように、注意が必要です。
私は30代の頃、介護職以外に転職するために転職活動を始めました。
しかし、結果的には思うようにいかず、転職を断念せざるを得ませんでした。
介護職以外への転職の壁を知る。
- 書類選考が通らない
- ➡ 介護職の経験しかないため、異業種では経歴が評価されにくかった
- 面接の手ごたえがない
- ➡ 30代未経験では「なぜこの職種なのか?」と厳しく問われ、不採用の連続
- 派遣会社の利用も試したが…
- ➡ タイミングが悪く、希望に合う求人が見つからなかった
最終的に、当時は介護職以外に転職できず、そのまま働き続けることになりました。
「転職したい」という気持ちだけでは難しく、新しい業界に挑戦するには、それ相応の準備が必要だと痛感しました。
もし当時に戻れるなら、準備すべきだったこと
- 希望する職種に関連するスキルを習得する
- ➡ 例えば、事務職ならパソコンスキル、営業職ならコミュニケーション力を強化
- 資格を取る or 副業で経験を積む
- ➡ 転職活動の前に、小さくでも経験を積んでおくとアピールしやすい
- 転職エージェントを活用する
- ➡ 自分の経歴に合った仕事を紹介してもらい、可能性を広げる
高卒で介護職を辞めたい方が転職活動をする3つの方法

高卒で介護職を辞めたい方が転職活動する場合に、どうしていいのか悩んでいる人も少なくありません。
ここからは、高卒で介護職を辞めたい方が転職活動する方法を、3つ解説します。
- 現時点の自己分析をする
- 働きながら転職先を探す
- ハローワークや転職支援サービスで求人を探す
①現時点の自己分析をする
現職の経験も含めて、現時点の自己分析をします。
その理由は、現時点の自分の経験やスキルが整理整頓できるからです。
自己分析ができていれば、転職先に応募する書類の作成や、面接で受け答えがスムーズになります。
以上のように、高卒で転職活動する方は、現時点の自己分析をしておきましょう。
転職活動を始めるとよく聞く「自己分析」。
私は最初「時間がかかるし、やる意味あるの?」 と思っていました。
しかし、実際にやってみた結果、転職活動がスムーズになり、良い結果につながりました。
自己分析をやってよかった3つのこと
- 履歴書・職務経歴書の作成が楽になった
- ➡ 事前に自分の強みや経験を整理していたので、スムーズに書けた
- 面接で的確に受け答えできた
- ➡ 面接官からの質問に対し、自己分析の内容をもとに答えられた
- 自分のキャリアを見つめ直せた
- ➡ 「自分が何をやりたいのか?」を明確にでき、納得のいく転職活動ができた
自己分析が面倒だった私がやった簡単な方法
- これまでの仕事を振り返る
- ➡ 「どんな仕事をしてきた?」「何が得意だった?」を書き出す
- 自分の強み・スキルを整理する
- ➡ 「人と話すのが得意」「パソコンが使える」など、具体的にリストアップ
- 今後のキャリアを考える
- ➡ 「この先、どんな仕事をしたいか?」を考え、転職の方向性を明確にする
今日初めて2次面接受けたけど、絶対落ちたわ、、、😭
noa.❤︎@24卒(@Dnk67x8 Nov 29, 2022)
話してる途中で自分が何言いたいのかわからなくなって沈黙しちゃったし質問に答えられなかった😭
やっぱり自己分析って大事なのね、もっとちゃんとやらなきゃ💦
②働きながら転職先を探す
現職で働きながら転職先を探すのが良いでしょう。
というのは、現職の収入を得ながら、転職先を探せるからです。
また、自分の職歴に無職の空白期間ができないのも、大きなメリットと言えます。
現職を辞めたい方は、もう少し我慢ができるなら、働きながら転職先を探しましょう。
20代の頃、転職先を決めずに仕事を辞めたことがあります。
当時は「もう限界!とにかく辞めたい」と思い、勢いで退職しました。
しかし、その後すぐに転職できると思っていたのに、思った以上に転職先が見つからず、焦りと後悔の日々を過ごしました。
転職先を決めずに辞めて後悔した3つの理由
- 収入がなくなり、生活に困った
- ➡ 貯金はあったものの、収入がないと不安が大きくなった
- なかなか良い求人が見つからなかった
- ➡ 焦って応募するも、条件の合う仕事が見つからず苦戦
- 面接で「なぜ辞めたのか?」を聞かれ、答えに詰まった
- ➡ 「なぜ転職先を決めずに辞めたの?」と聞かれ、説得力のある答えが出せなかった
この経験から学んだこと
- 仕事を辞める前に転職先を探しておくべき
- ➡ 「辞めてから考えよう」ではなく、働きながら転職活動をする
- 転職活動は思ったより時間がかかる
- ➡ すぐに決まるとは限らないので、焦らず慎重に進める
- どうしても辞めたい場合は、次の仕事の目途を立てる
- ➡ アルバイトや派遣など、一時的な仕事を確保するのもアリ
今の私の考え方
過去の失敗を教訓に、今は転職先が決まるまでは働き続けるようにしています。
仕事を辞めたいと思う場面は今でもありますが、あのときの後悔を思い出すと、慎重に考えるようになりました。
「転職先が決まる前に辞めるのはリスクがある」ことを、当時の私と同じ悩みを持つ方に伝えたいです!
働きながら転職活動するメリットは、主に「無職期間がない」「金銭的な不安が少ない」「時間をかけて転職活動できる」という点。逆にデメリットは「働きながら予定調整が大変」「会社に転職活動がバレると気まずい」という点。デメリットも意外とないから、転職活動は在職中にするのがおすすめ。
Taishi@自分らしい働き方で年収150万増(@usohontodayo Dec 3, 2022)
③ハローワークや転職支援サービスで求人を探す
ハローワークや転職支援サービスで、求人を探してみましょう。
ハローワークでは、仕事に関する相談や紹介が受けられるため、安心して仕事を探せます。
転職支援サービスでも、転職アドバイザーのサポートが受けられるため、働きながらでも仕事を見つけられます。
転職支援サービスでは、タウンワーク・派遣会社・インディード・求人ボックス・転職エージェントがあります。それぞれ扱う求人が違うため、自分に合う転職支援サービスを探してみましょう。
20代の頃、転職活動をするためにハローワークへ通っていました。
当時は、仕事を探すためにパソコンを使って求人を検索していましたが、利用時間が30分までだったので、何度も足を運ぶ必要がありました。
さらに、働きながらの転職活動だったため、思うように時間が取れず、納得のいく転職活動ができませんでした。
ハローワークだけでは限界があったので、派遣会社も活用
そんな状況を改善するため、派遣会社にも登録し、仕事を紹介してもらうことにしました。
実際に派遣会社を利用して良かった点は以下のとおりです。
- 希望する職種と勤務地を伝えるだけで、条件に合う求人を紹介してくれる
- 応募書類の作成を手伝ってくれるので、書類作成の負担が軽減
- 面接の日程調整をしてくれるので、働きながらでもスムーズに転職活動が進められる
個人的な感想として、ハローワークでも良い求人はありましたが、派遣会社を活用したほうが手間が省けて楽でした。
今の時代なら転職エージェントも選択肢の一つ
現在では、派遣会社と同じような転職支援サービスとして「転職エージェント」 があります。
転職エージェントは、求職者一人ひとりに担当者がついて、希望に合う求人を探してくれたり、書類作成や面接対策までサポートしてくれるサービスです。
「自分で求人を探すのが面倒」 という方は、転職エージェントを試してみるのもおすすめです。
転職支援サービスまとめ
- ハローワーク(ハローワークインターネットサービス)
- ➡ 無料で求人を探せるが、利用時間や手続きの手間がある
- 派遣会社
- ➡ 条件に合う求人を紹介してもらえるが、派遣という働き方になる
- 転職エージェント(リクルートエージェント
)
- ➡ 専任のアドバイザーがつき、転職活動をサポートしてくれる
まとめると
ハローワーク、派遣会社、転職エージェントといった複数の選択肢を活用することで、スムーズに転職活動を進められます。
私の経験からも、一つの方法にこだわらず、複数の手段を試すのが大切だと感じました。
「今の働き方を変えたい」「もっと条件の良い仕事に転職したい」と考えている方は、自分に合った転職支援サービスを活用してみてください!
転職支援サービスページ:
ハローワークインターネットサービス
タウンワーク
求人ボックス
リクルート
先程転職エージェントと話したんだけど、釣り求人からの他の求人紹介、次の面談日程確保までの動線がスムーズすぎて感動した。
おでん@電池メーカー(@9ZjXdenChij7zF Oct 14, 2022)
押しに弱い人はエージェント使うのやめといた方がよさそうですね。
【まとめ】介護職を辞めて高卒で転職できる
本記事では、高卒で介護職を辞めたい方へ転職する3つのポイントと注意点、転職活動する方法を解説しました。
本記事のまとめを以下に載せていますので、気になる部分があれば振り返ってみましょう。
高卒で介護職を辞めたい方は、すぐには退職せずに、働きながら転職活動するのがおすすめです。
自分に合った仕事を探すために、転職活動を始めてみましょう。
以下の記事では、さらに詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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