「介護現場が人手不足で辞めたいと言えない」こんなお悩みを抱えていませんか?
介護現場が人手不足だったら、辞めたいとすぐには言えないですよね。私も過去に辞めたいと言えなくて、ズルズルと働き続けた経験があるので、その気持ちが分かります。
この記事では、介護現場が人手不足で辞めたいと言えない3つの理由を解説します。
この記事を読めば、退職できない場合の3つの対処法と退職する5つの流れも分かるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
介護現場が人手不足で辞めたいと言えない3つの理由

人手不足の介護現場では、すぐに辞めるなんて言いづらいですよね。
そのため、ズルズルと仕事を続けてしまうケースも少なくありません。
はじめに、介護現場が人手不足で辞めたいと言えない理由を、3つ解説します。
- 他の職員に迷惑をかけてしまう
- 上司に言いづらい
- 引き止められると断れない
他の職員に迷惑をかけてしまう
人手不足の介護現場を退職すると、少なからず他の職員に迷惑をかけます。
というのは、人手不足の介護現場を辞めてしまうと、自分の業務負担が他の職員の負担になるからです。
しかし介護現場の多くは人手不足のため、他職員の立場を考えていたら、いつまで経っても辞められません。
もし辞める理由が明確にある場合には、迷惑をかけるとか気にせずに、退職に向けて準備を進めましょう。
私は過去に「今辞めたら、他の職員の業務量が増えてしまう」と思い、我慢して働き続けたことがあります。
介護現場はどこも人手不足。
辞めれば当然、残った職員の負担が増えます。
「自分がいなくなったら、迷惑をかけてしまう…」
そう思うと、なかなか辞めると言い出せませんでした。
私は「迷惑をかけたくない」という気持ちで我慢して働き続けましたが、結局、周囲の職員はどんどん辞めていきました。
そのとき、私は「自分が辞めなくても、他の人は辞めるときに辞めるんだ」ということに気づきました。
介護現場の人手不足は、誰か1人が無理をして解決できるものではありません。
むしろ、無理をして働き続けると、自分の心身が壊れるリスクが高くなるだけです。
たしかに、辞めると一時的に迷惑はかかるかもしれません。
でも、職場はあなた1人で成り立っているわけではありません。
- 他の職員も、それぞれのタイミングで辞めていく
- 誰かが辞めても、現場はなんとか回るように調整される
- 無理をして続けると、自分の健康や生活に悪影響が出る
こうしたことを考えると、「辞めると迷惑がかかるから」と無理に働き続ける必要はないと思います。
私はこの経験を通して、「辞めるかどうかは、自分の人生を基準に決めるべき」だと考えるようになりました。
実際、私はこのあとも何度か転職を経験しましたが、「辞めたい」と思ったら、自分の気持ちを大事にして決断するようにしています。
もし今「辞めると言えない」と思っている人がいたら、「今の仕事を続けることで、自分が幸せになれるのか?」を考えてみるといいかもしれません。
はじめまして
ナオ(@1972naozo Oct 4, 2020)
介護職してます
この仕事は、メンタルやられる仕事です
辞めたいときにやめないと、
精神崩壊や、鬱、
人間不信にもなります
他の人の迷惑より、個人の生活にも
関係するので、辞めるのが正解なのかも?
また、辞められた原因が、会社なら、
考えないといけないかも?
上司に言いづらい
人手不足の介護現場を辞めたいと、上司に言いづらい方もいるでしょう。
その理由は、上司が怖い人だったり、話す機会が少なかったりするからです。
例えば、普段から上司が苦手で話せない方は、辞めたいと言えません。
他には、そもそも上司と話す機会が少ない方は、辞めたい意思を伝えるタイミングが難しいでしょう。
私は、ある介護施設で働いていたとき、上司が苦手で辞めたい気持ちをなかなか伝えられずにいました。
というのも、その上司はいつもピリピリしていて、職員に対して高圧的な態度を取ることが多かったのです。
「こんな人に退職の話なんてできるだろうか…」
そう思って、辞めたい気持ちを何度も飲み込んでいました。
退職の伝え方をいろいろと考えました。
- メールで伝える? → 無視される可能性がある
- 別の上司を通して伝える? → 余計に話がややこしくなるかも
- 退職届を直接渡す? → 一番シンプル
いろいろ悩みましたが、結局はシンプルに退職届を直接渡すのが一番いいという結論に至りました。
実際に退職届を渡したら、上司から理由を聞かれました。
正直、すごく気まずかったですが、「新しい環境で挑戦したいので退職します」としっかり伝えたら、思ったよりスムーズに受理されました。
もしかすると、私は「上司が怖いから、きっと退職の話も難航するだろう」という先入観を持ちすぎていたのかもしれません。
苦手な上司だと、退職を伝えるのが怖く感じるかもしれません。
でも、結局のところ「退職届を渡せば話は進む」んですよね。
- 臆せずに、シンプルに伝える
- 退職理由は簡潔にまとめる(長々と説明しない)
- 上司の反応を過度に心配しすぎない
この3つを意識すれば、辞めたいけど伝えにくい…と悩んでいる人も、一歩踏み出せると思います。
今日上司に勇気を振り絞って「介護職辞めたい」って言ったら実務者の手当貰ってて今更辞めるなんて社会人としてズルくない?ってキツい事言われた…
ちひろ(@009sakDearsnow Jun 30, 2019)
引き止められると断れない
人手不足の介護現場で、同僚や上司からの引き止めに、断れない方もいるでしょう。
例えば「きつい」「人間関係がうまくいかない」といった理由が挙げられます。
上記の理由では、引き止められたときに、上司や同僚から解決策を提案されて辞められません。
以上を踏まえると、退職理由は引き止められない内容にする必要があります。
過去に、上司に辞めたい意思を伝えたら、「今辞められたら困る」と引き止められたことがあります。
また、同僚からもこんなふうに言われました。
- 「いなくなったら寂しくなるよ」
- 「仕事が増えるから、もう少し残ってくれない?」
たしかに、私が辞めたら職場の負担は増えるかもしれません。
でも、それを理由に自分の人生を犠牲にするのは違うな…と思いました。
私の場合は、こういう引き止めが何度もあったので、辞めると決めたらまず転職先を確定させるようにしていました。
そうすれば、「もう次が決まっているので」とはっきり伝えられる からです。
実際に上司に伝えたときの流れは、こんな感じでした。
【実際のやりとり】
私:「○月いっぱいで退職したいと考えています」
上司:「今辞められると困る。もう少し考え直せない?」
私:「もう次の職場が決まっているので、申し訳ありませんが決意は変わりません」
上司:「そうか…それなら仕方ないですね」
何度か食い下がられましたが、転職先が確定している事実は変わりません。
だから、そこを繰り返し伝えました。
【引き止められたときのポイント】
- 転職先を確定させてから伝える
- 「決意が固い」と示すことで、相手が説得を諦めやすくなる
- 感情的にならず、冷静に話す
結果的に、引き止められてもスムーズに辞めることができました。
「辞めたいけど、引き止められたらどうしよう…」と悩んでいる人は、まず転職先を決めてから伝えるのがおすすめです!
介護職はどこの施設も人手不足で貴重な戦力なので辞めるのは困るので引き止めをするのは当然です
たんたん@介護×ブログ(@tantan4423 Jun 12, 2020)
それでもその引き止めを振り切らないことでは退職をする事は不可能です
仕事を辞めたいと思っているのに、「誰かが困るから」と断念してしまう自体そこまで仕事を辞めたくないのではないか?と思われる
人手不足で退職できない場合の3つの対処法

人手不足の介護現場では、退職させてもらえない場面があるでしょう。
ここからは、人手不足で退職できない場合の対処法を、3つ解説します。
- 上司より上の役職の人に相談する
- 労働基準監督署に相談してみる
- 退職代行サービスを利用する
上司より上の役職の人に相談する
上司が退職届を受け取らない場合は、上司より上の役職の方に相談してみましょう。
その理由は、介護現場の上司が退職届を受け取るか判断しているからです。
上司の上の役職の方に相談すれば、上司に連絡が入り、対応してもらえる場合があります。また上の役職の方が、退職届を受理するケースもあるでしょう。
ただし退職する理由が明確でなければ、退職届を受け取らない場合もあるため、相談する方は注意しましょう。
私は上司に退職届を出したとき、「今は受け取れないね。もう少し考えてからまた来てください」と言われたことがあります。
当時、私はすでに転職先が決まっていました。
しかし、上司の「考え直して」という返答のせいで、退職できずに困ってしまいました。
「このままでは辞められない…」と思い、私は以下の対策を取りました。
① 証拠を残す(メールや通話の記録)
まず、会社とのやりとりを証拠として残しました。
- 上司と話した内容を、メールで送信して記録を残す
- 電話でのやりとりをメモし、日時と内容を記録
② 本社に直接相談
さらに、本社に電話をして、上司から言われた内容と状況を伝えました。
私:「退職届を提出しましたが、上司が受け取ってくれません」
本社:「上司が受け取らない? それは問題ですね…」
本社は状況を理解してくれ、退職の手続きを進めるよう指示してくれました。
その後、再び上司から呼ばれました。
上司:「今は人がいないから、残ってくれないか?」
私:「申し訳ありませんが、転職先が決まっているので、〇月〇日までに退職します。」
ここで大事なのは、「申し訳ない」という言葉を添えつつも、退職日を明確に伝えること。
上司も、これ以上引き止めることができないと理解し、ようやく退職の手続きが進みました。
私のように、退職届を受け取ってもらえないケースは、人手不足の介護業界では珍しくありません。
しかし「退職の意思をはっきり示す」ことと「証拠を残す」ことで、無事に辞めることができました。
もし同じような状況にある方がいたら、
- 証拠を残す(メールや通話記録)
- 上司が対応しないなら、本社や外部機関に相談する
- 退職日は明確に伝える
これらを実践すると、スムーズに退職へ進められると思います!
1ヶ所でしか勤めてないので介護職全体を語る気は無いけど、辞めるって言い出した後の上司の対応
肉大好き太郎🍖(@NIKU_NIKU_DAM Jan 21, 2021)
「あー聞こえません!」とはぐらかす。
退職届を出したら「もう少し働かない?せめてもう1ヶ月」と少しでも退職を引き伸ばそうとする。
労働基準監督署に相談してみる
上司が退職届を受け取らない場合は、労働基準監督署に相談してみましょう。
というのは、労働基準監督署に相談すると、法律に基づいた判断で確認してくれるからです。
具体的には、相談内容の事実確認や是正勧告、必要であれば立ち入り調査をします。
介護職ですが看護師さんもあるあるなんですね・・・自分は地元の労基証拠持ってったのに動いてもらえず、退職代行の弁護士さんにお願いしました。普通の内容と違って三万〜五万が相場らしいのと、オプションやらオプションじゃなくても残業やら請求してくれるところもありますよ😃
ガルーダ(@Garuda444 Apr 22, 2022)
退職代行サービスを利用する
自分ひとりで退職が難しい方は、退職代行サービスを利用しましょう。
退職代行サービスとは、本人に代わり退職までの手続きをしてくれる代行サービスです。
退職代行サービスを利用するには、代行費用がかかるため、事前に調べてから依頼しましょう。
私は、上司が退職届を受け取らず、すごく困ったことがあります。
本社にも相談しましたが、すぐには解決せず、途方に暮れていました。
もちろん、労働基準監督署に相談することも考えましたが、過去の経験からあまり期待できず、今回は利用しませんでした。
このとき、退職代行サービスの存在を思い出し、一番費用が安い代行業者に依頼することにしました。
「自分でどうにもできないなら、専門家に頼るのも一つの手だ」と考えたんです。
実際に依頼したあとは、退職代行業者がすべての手続きを進めてくれました。
- 上司との直接のやり取りは一切なし
- 会社への連絡もすべて代行業者が対応
- 私がやったのは、制服や備品を郵送で返却しただけ
驚くほどスムーズに退職が進みました。
【退職代行を使った感想】
- 対応がとにかく早い!
- 依頼したその日のうちに会社へ連絡し、退職の意思を伝えてくれました。
- 有給休暇もしっかり取れた!
- 代行業者が交渉してくれたので、しっかり消化できました。
- 手続きがスムーズ!
- 会社からの連絡もすべて業者が受けてくれたので、私は何もしなくて済みました。
正直、退職代行を使うと、会社の同僚や上司から「非常識だ」「逃げるのか」と言われることもあります。
ただ、私はこう思っています。
「会社を辞めるときは、どのみち何かしら言われるもの。」
大事なのは、自分の気持ちと体を守ることです。
どうにもならない状況になったとき、無理に耐える必要はありません。
以下に、退職代行サービスのページを1つ載せています。
- 「退職の意思を伝えられない…」
- 「もう会社と関わりたくない…」
そんな方は、一度相談してみるのもアリだと思います。
▶退職代行サービスの詳細はこちら(退職代行 即ヤメ)
人間だから疲れるし、介護職に疲れたなら離れればいい。無理してする必要はない。会社が辞めさせてくれない?会社にそんな権利はない。今は退職代行サービスもある。相手にならない相手ならそれを利用したらいいまで。疲れたら辞めるか離れる。それに限る。
介護士うみちゃん(@umichankaigo Jan 30, 2019)
人手不足の介護現場を退職する5つの流れ

続いては、人手不足の介護現場を退職する流れを、5つ解説します。
- 家族や職場以外の知人に辞める意思を伝える
- 転職先を確定させておく
- 2~3ヶ月前に退職届を提出する
- 引継ぎ業務を終わらせる
- 有給休暇を消化し返却物を返す
①家族や職場以外の知人に辞める意思を伝える
まずは、家族や職場以外の知人に辞める意思を伝えましょう。
とくに家族の場合は、急に仕事を辞めると心配をかけてしまうからです。
一方で、同じ職場の知人に辞める意思を伝える場合には、約束が守れる方や口が堅い方にしましょう。
私は過去に、一緒に働く知人に「辞めようと思っている」と話したことがありました。
すると、3日後には職場のほとんどの人がその話を知っている雰囲気になっていて、びっくりしました。
「え、まだ正式に伝えてないのに?」と思いましたが、職場というのは噂が広まりやすい場所なんですよね。
なぜ広まったのか?
実は、知人から「辞めてどこに行くの?」と聞かれたとき、私は転職先を詳しく話しませんでした。
今思えば、これは正解でした。
もし詳しく話していたら、「〇〇さん、次は〇〇で働くらしいよ!」と、転職先まで広まっていたはずです。
この経験を通して、私は「退職の話は絶対に会社の人間にしない」と決めました。
- 辞める話をすると、職場内ですぐに広まる可能性がある
- 転職先の情報まで知られると、不要な詮索を受けることがある
- 正式に伝える前に噂が広まると、退職交渉がしにくくなる
職場の人に「辞めるかも」と言うのは、想像以上にリスクがあると実感しました。
辞める意思はどう伝えるべきか?
- 「退職の話は、上司に伝えるまでは誰にも言わない。」
- 「特に転職先の情報は、どこまで話すか慎重に考える。」
この2つを意識するだけで、余計なトラブルを防げます。
もし「辞めるの?」と聞かれても、「まだ考え中だよ」と曖昧に返すのが無難です。
介護職はこんなに覚悟のいるものだったのかと途方に暮れた。
ひろめ鯛(@Hirome_tai Sep 27, 2021)
みんな一度は辞めたいと思った時期だったんじゃないかな…少なくとも私はそう思った。
利用者を守る?会社のため?ないないない。 私だって1人の人間だし大事な家族もいる。仕事のためにここまでしないといけないのか。ってこれがグルグル→
②転職先を確定させておく
次に、転職活動を始めて転職先を確定させます。
働きながら転職先を確定できれば、収入が途切れる心配がなくなり、現職を辞める理由にもなるからです。
とはいえ、働きながら転職先を探すのは大変です。
手っ取り早くしたい方は、転職支援サービスをフル活用しましょう
私は、人手不足の介護現場で働きながら、転職先を確定させてから退職しました。
当時はとにかく「辞めたい」という気持ちが強かったですが、焦って退職すると無収入になるリスクがあると考え、慎重に動きました。
介護の仕事をしながらの転職活動は、想像以上に大変でした。
- 日勤・夜勤があるため、面接のスケジュール調整が難しい
- 疲れていると転職先を探す気力がなくなる
- 転職サイトを見る時間も取れず、転職活動が長引く
正直、「身体を壊すのが先か、転職先が決まるのが先か…」というギリギリの状況でした。
それでも時間をかけて転職先を確保したことで、「次の職場が決まっている」という安心感のもと、退職を進めることができました。
仮に、転職先を決めずに退職していたら…
- 無収入になり、生活費の心配が発生する
- 焦って次の職場を決め、また同じような職場環境に苦しむ
介護業界は慢性的な人手不足なので、「どこかには転職できるだろう」と思いがちですが、適当に決めると後悔することも多いです。
私は、以前「早く辞めたい!」と焦って転職した結果、失敗した経験があります。
そのため、次の転職では次の3つを意識しました。
- 職場の雰囲気や人間関係をリサーチする(口コミや見学を活用)
- 給与や福利厚生が現職より良いかを確認する
- 夜勤や業務量など、自分が耐えられる環境かをチェックする
この3つをしっかり確認したおかげで、次の職場では無理なく働けています。
人手不足の介護現場を早く辞めたい気持ちは痛いほど分かります。
でも、焦って転職すると、また同じような環境に苦しむことになる可能性があります。
- 転職先は慎重に選ぶ。焦って適当に決めない。
- 転職活動は時間がかかるので、計画的に進める。
この2つを意識することで、「次こそは長く働ける職場」に出会える確率がグッと上がります!
介護辞める時、転職先の情報を周りに出すのは辞めた方がいいです。
白鋼(@dancho00 Sep 19, 2021)
介護職って、転職率高いから以外に施設を超えて横の繋がり多くて
私は前の施設の妨害(元職員による吹聴)で病気の為3ヶ月介護から事務雑用に回されていた事を職歴に書いてないと『履歴詐称』と言われ解雇されました
③2~3ヶ月前に退職届を提出する
上司に退職届を提出する場合は、2~3ヶ月前にしましょう。
というのは、引継ぎ業務に時間が掛かったり、有休が残っていたりするため、退職するまでに時間がかかるからです。
もし1ヶ月前に退職届を提出した場合、引継ぎ業務が完了できなかったり、有休をすべて消化できなかったりします。
以上を踏まえて、退職届を提出する場合には、退職日までの期間を十分に確保しておきましょう。
私は、会社の就業規則に従い、1ヶ月前に退職届を提出したことがあります。
しかし、そのとき上司に言われたのは、
上司:普通3ヶ月前から退職届を出すのが当たり前なんよね。会社も次の求人を出さないといけないし。就業規則には1ヶ月前って書いてるけど、あれは形式的なものよ。
この言葉を聞いて、「たしかに…」と納得する部分もありました。
たしかに会社側の立場からすれば、早めに人員補充の準備をしたいのは当然です。
とはいえ、私はすでに転職先が決まっていたので、就業規則どおり1ヶ月で退職しました。
この経験を通して、私は次のことを学びました。
- 就業規則は「最短の期間」であり、実際は会社ごとに異なるルールがある
- 人手不足の職場では、早めに伝えるほど円満退職しやすい
- ただし、最終的には就業規則どおりの期間で辞められる
就業規則に「1ヶ月前までに」と書かれていれば、1ヶ月で辞めることは法律的に問題ありません。
しかし「引き継ぎの負担を考えると、3ヶ月前に言ってくれたほうが助かる」というのが会社側の本音だと感じました。
この経験を活かし、次の職場では就業規則を基準にせず、3ヶ月前に退職届を提出するようになりました。
- 就業規則よりも少し早めに伝えることで、職場と揉めにくい
- 「引き継ぎがあるので、できるだけ早めに伝えます」と配慮できる
- 結果的に円満に退職しやすくなる
もちろん、退職を伝えるのが遅れたからといって、会社側が強制的に退職を引き延ばすことはできません。
しかし、可能なら早めに伝えたほうが自分にとってもスムーズだと実感しました。
まとめると
- 就業規則には「〇ヶ月前までに退職届を提出」と書かれているが、それが職場の実情とは限らない
- 人手不足の職場では、早めに伝えるほうが円満退職しやすい
- ただし、最終的には「就業規則どおりの期間」で辞めることができる
「できるだけスムーズに辞めたい」と思うなら、少し早めに退職届を提出するのも一つの方法です。
自分も介護職を辞めたことがありますが、退職届を書いて提出しました。(辞める日は1ヶ月以上の猶予をもって。)
Kさん(@k_moko1 Aug 4, 2020)
④引継ぎ業務を終わらせる
上司に退職届を提出したら、退職日までに引継ぎ業務を終わらせます。
具体的には、業務を引き継ぐ職員に、自分が任されていた業務を教えます。
もし、業務を引き継ぐ職員がいない場合には、引き継ぐ業務の内容が分かるようにメモやデータに残しておきましょう。
私は退職する前に、自分の業務を他の職員に引継ぎをしたことがあります。
しかし、実際にやってみると、思ったよりも時間がかかるんですよね。
引継ぎが思ったより終わらない理由
- 業務の流れだけでなく、細かい部分まで説明する必要がある
- 一度伝えただけでは、相手がすぐに理解できるとは限らない
- 口頭での説明だけでは、なかなかスムーズに進まない
たとえば、私の職場では「この作業はAさんに確認が必要」「この書類はBさんに提出する」など、細かいルールがありました。
こういう業務の「暗黙のルール」や「注意点」まで伝えようとすると、思った以上に時間がかかってしまいます。
スムーズに引継ぎするために準備したこと。
私は、事前にメモを作成したり、業務内容をデータにまとめたりしました。
しかし、この準備作業自体が意外と手間なんですよね…。
そこで、次のような工夫をすることで、引継ぎがスムーズになりました。
- 業務内容を簡潔にまとめる(ダラダラ書かず、要点だけ)
- 「この作業のポイント」「注意すべきこと」を明確にする
- マニュアルや資料をデータ化し、必要なときに見返せるようにする
たとえば、業務の手順を「箇条書き」でまとめるだけでも、説明がスムーズになりました。
また「引継ぎをする人が自分で確認できる仕組み」を作ると、後から質問されることも減りました。
引継ぎのコツは「準備しておくこと」
いきなり目の前で伝えようとしても、なかなかうまく説明できません。
そのため、あらかじめ簡潔に説明できるように準備しておくことが大切です。
引き継ぎの3つのポイント
- 事前にメモや資料を準備する
- 引継ぎを受ける人が「後から確認できるようにする」
- 業務の「流れ」と「注意点」を明確にする
引継ぎは、単に業務を説明するだけではなく、相手がしっかり理解して引き継げる状態にすることが重要です。
そのために、事前準備をしっかりしておくことが、引継ぎを成功させるコツだと実感しました。
今月末でお仕事退職するんやけど、引き継ぎの関係でリハ職と介護職に挟まれて、もう嫌…ってなってる(੭ ‾᷄ᗣ‾᷅ )੭⁾⁾
卯未(@sea_x_sheep Mar 29, 2021)
⑤有給休暇を消化し返却物を返す
有給休暇が残っている場合は、退職日までに消化して返却物を返しましょう。
具体的には、返却物として制服や社会保険証が挙げられます。
気を付ける点は、会社の制服はクリーニングが必要になるため、そのまま返却しないように注意が必要です。
他に社会保険証がある方は、退職日の翌日以降に、速やかに返却する点にも注意しましょう。
私は退職を決めたとき、有給休暇を消化してから辞めるつもりでした。
しかし、退職届を提出した際に、上司から「今、人手不足だから有給とかないから」と言われてしまいました。
上司のこの発言を聞いたとき、「本当に有給が取れないの?」と疑問に思いました。
そこで、本社に直接確認を取ったところ、翌日になって上司の態度が変わりました。
「うちは有給休暇を取らせないなんて、一度も言ったことないから」
まるで最初から有給が取れるような言い方に変わっていましたが、こうして無事に有給休暇を消化できました。
もし、あのとき「人手不足だから仕方ない」と諦めていたら、私は有給を取れないまま退職していたかもしれません。
私が学んだのは、「会社が言うことをそのまま信じるのではなく、しっかり確認することが大切」ということです。
- 就業規則を確認し、有給休暇のルールを把握する
- 上司に拒否されても、本社や労働基準監督署に相談する
- 「人手不足」は会社の都合であり、自分の権利を主張することが大切
介護業界は人手不足の職場が多いため、「有給休暇を取れない雰囲気」 になりやすいです。
しかし、人手不足を理由に有給を取らせないのは違法です。
退職時の有給休暇は、労働者の正当な権利。
諦めずにしっかり主張して、「消化できるものは消化する」ことが大切だと実感しました。
アルコールマーカー色見本を作りながら、Facebookの介護職系コミュでグチ吐き。ホント、この10日間でいろいろありすぎたわ…仕事関係&コロナ対応で…
なかぢ@介護福祉士リハビリなう(@naka_g109 Apr 12, 2020)
何とか無事に退職願は受理されました。
あとは有休消化をどうするか?だけ…
これ決まらんと退職届の書類もらえない…
【まとめ】人手不足でも介護現場を退職できる
本記事では、介護現場が人手不足で辞めると言えない3つの理由と、退職する5つの流れや退職できない場合の対処法を3つ解説しました。
どうしても上司に辞めたいと言えない方は、上司より上の役職の人や、労働基準監督署に相談すると良いでしょう。
それでも解決が難しい場合には、退職代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか?
▶退職代行サービスの詳細はこちら(退職代行 即ヤメ)
以下の記事では、さらに詳しく解説していますので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
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