「介護職の仕事内容が知りたい」こんなお悩みはありませんか?
介護職が初めての方は、どんな仕事内容か分かりませんよね。私も最初は同じだったので、その気持ちが分かります。
本記事では、介護職の仕事内容を初心者向けにわかりやすく、元施設管理者が解説します。
本記事を最後まで読めば、介護職の仕事内容が分かるので、初心者からでも安心して働けます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
介護職の仕事内容とは

介護職の仕事内容は、高齢者が日常生活の中でできない部分を支援することです。
具体的には、食事・入浴・排泄・移動の介助や薬の管理も含まれます。
他にも、高齢者やご家族とのコミュニケーション、看護師との連携、慣れてくれば施設の運営管理、介護プランの作成や記録も任されるようになります。
あくまで高齢者ができない部分になるため、本人ができる部分まで支援しないところがポイントですよ。
実際に介護をするうえで、最も重要なのは「事前の声掛け」になるため、必ず声を掛けてから行いましょう。
【豆知識】
介護職の業務には、身体介助と生活援助の2種類があります。
身体介助は、利用者に直接触れる仕事です。
対して、後半で解説しますが、生活援助は利用者に直接触れない仕事で、おもに身の回りのお世話をしますよ。
次の章では、介護職の仕事内容で身体介助を初心者向けに分かりやすく解説していますので、このまま読み進めてみてくださいね。
介護職の仕事内容①身体介助

介護職は、在宅や介護施設、医療の現場で働く看護師や医師とともに、高齢者の生活を支える大切な役割を担っています。
まずは、介護職の仕事内容の中で身体介助を、初心者向けに解説しますね。
- 起床介助
- 更衣介助
- 排泄介助
- 移動介助
- 移乗介助
- 口腔ケア
- 入浴介助
- 服薬介助
- 就寝介助
起床介助
起床介助とは、朝起きるときに必要な準備をサポートすることです。
起床介助の内容は、以下のとおりです。
- 普段着に着替え
- 移動・移乗介助
- トイレ誘導
- 歯磨き
- 起床薬や軟膏(ある人のみ)
- ベッドメイキング
起床介助をする場合は、今から「何をするのか」必ず高齢者に伝えるのが大切です。
例えば、朝早くに高齢者の私物を触っていたり、いきなり身体を触ってきたら、自分ならどう思いますか?そのため、私物を触ったり身体を触ったりするときは、事前に何をするのか声を掛けるのです。
高齢者に何をするか声をかけて大丈夫なら、起床介助を行いましょう。万が一、声掛けに対して高齢者から「なんか調子が悪い」と言われたら、血圧や熱を測り、施設の看護師に連絡を取りましょう。
以上を踏まえて、医療従事者に連絡する場面があるため、事前に緊急連絡先は調べておくと、いざというときに慌てずに済みますよ。
更衣介助
更衣介助とは、高齢者がひとりで着替えるのが難しい部分だけを、介護者がサポートすることです。
更衣介助をする場面は、以下のとおりです。
- 朝起きたとき
- 夜寝るとき
- お風呂に入るとき
- 衣類が汚れたとき
以上の4つのタイミングで、更衣介助を行います。更衣介助時は身体の皮膚状態も見れるため、湿疹の赤みや乾燥がないか確認するのも必要です。
もし皮膚に異常がある場合には、処方されている軟膏がないか確認し、指示があれば塗布しましょう。分からない場合は、施設看護師に相談するのが良いでしょう。
更衣介助をする際は、まず「どちらの腕が動くのか?」を確認することが大切です。
基本的には、脱がせるときは健側(動く側)から、着せるときは患側(動かない側)から というのが基本です。
例えば、右側に拘縮があり関節が動かない場合は、まず左側(健側)から洋服を脱がせます。このとき、肩や肘の部分を先に脱がせるとスムーズに進みますよ。
逆に、洋服を着せるときは、拘縮がある右側(患側)から袖を通します。
私はこのルールを覚えるために、「チャッカマン」という言葉を使っていました。
「チャッカマン」=「着ッ患マン」 → 着るときは患側から
この語呂合わせはシンプルで覚えやすいので、よかったら参考にしてみてください!
また、着替えの際には室内の温度管理も重要です。
特に寒い時期は、室温が低いと利用者さんが冷えてしまうため、事前に温かくしておくなどの配慮を忘れないようにしましょう。
排泄介助
排泄介助とは、ひとりで排泄ができない高齢者に、介護者が支援することです。
具体的には高齢者をトイレまで誘導し、必要に応じてズボンの上げ下げをしたり、お尻を拭いたりします。
寝たきりでトイレに行けない方は、介護者がおむつ交換をします。
オムツ交換は高齢者によって変わるため、基本となる研修を受けるか、現場職員から教えてもらいましょう。
排泄介助をするときは、プライバシーや尊厳を守るのも重要になるため、高齢者とのコミュニケーションも忘れずにとるのが大切です。
高齢者にとって、排泄介助は非常にデリケートで、尊厳に関わる大切な部分です。
そのため、介助時にはしっかりとコミュニケーションをとることが大切だと思います。
例えば、無言でおむつ交換をされると、高齢者は緊張してしまいますし、不安に感じることもあります。
反対に、世間話でもいいので、少しでもコミュニケーションをとることで、リラックスしてもらえることが多いです。
もし、コミュニケーションが不足していると、おむつ交換を拒否されることにも繋がり、対応が難しくなることがあります。
このことを意識していれば、自然と声掛けができるようになり、介助全般がスムーズに進むようになると思います。
移動介助
移動介助とは、自力で移動ができない高齢者に、介護者が移動の支援をすることです。
移動介助のやり方は、車椅子なら後ろから押して移動するだけなので簡単に思えますが、下斜めになっている道では危険が潜んでいるんですよ。
なぜだか分かりますか?
車椅子に座っている高齢者が、前に転落する可能性があるからなんですね。
正しい対応方法は、高齢者に状況を説明してから職員が下斜めの道側に立って、後輪が下斜め側で車椅子を移動させるのが良いです。
高齢者の移動をサポートする際は、膝折れやふらつきによる転倒事故を防ぐため、しっかりと支えることが重要です。
特に 移動中は、体重がかかる足元や膝が不安定になりやすいため、支える側の体勢も常に安定させておく必要があります。
また、利用者さんの状態によっては、突然力が抜けてしまうこともあるため、「大丈夫そうに見えても油断しないこと」が大切です。
実際、私自身も経験がありますが、「しっかり支えているつもり」でも、わずかなバランスの崩れで転倒につながることがあります。
一度転倒すると大きなケガの原因にもなるため、移動介助の際は 「支え続ける意識」を常に持つことが重要です。
また、足の力が弱い方の場合、移動前に 「今から動きますよ」と声をかけて意識を促すことで、安定した動作につながることもあります。
細心の注意を払いながら、利用者さんにとって安心できる介助を心がけましょう!
移乗介助
移乗介助とは、高齢者が車椅子からベッドに移れない場面で、介護者が安全に移れるようにサポートすることです。
移乗介助では、高齢者と介護者の移乗のタイミングを合わせるために、必ず声掛けをしながら移乗します。
移乗のタイミングが合わなければ、高齢者がケガする可能性がありますが、介護者も腰や手首を痛めます。
移乗介助を行う際は、介助者自身の手首・足首・腰に負担をかけないことが大切です。
私自身、過去に 移乗時に無理な体勢で介助をしてしまい、手首・足首・腰の3か所を痛めてしまった経験があります。
特に、利用者さんを持ち上げる際に手首をひねったり、踏ん張った際に足首を痛めたりしやすいので注意が必要です。
また、移乗介助は利用者さんの 体調や身体の状態によって方法を柔軟に変える必要があるため、 一つのやり方に固執せず、現場で実際に確認しながら適切な方法を選ぶことが重要です。
例えば、
といった工夫をすることで、介助者の負担を軽減しながら、安全に移乗をサポートできます。
現場の指導を受けながら、無理のない方法を身につけていくことをおすすめします!
口腔ケア
口腔ケアとは、高齢者の口の中を清潔にするために、歯磨きのサポートをすることです。
自分で口腔ケアができる高齢者は、歯磨き後の確認をします。
自分でできない高齢者には、介護者が歯磨きを行います。
気を付ける点は、しっかり声掛けしながら行わないと口腔ケア中に噛まれる場合があり、歯磨きを拒否されますよ。
口腔ケアは、口臭や口内炎、誤嚥性肺炎、歯周病の予防にとても効果的です。
特に高齢者の場合、口腔内の異常が原因で食事がとれなくなり、健康状態が悪化することがあるため、細かい変化にも注意を払うことが大切です。
私の経験では、「口腔ケアを嫌がる利用者さんへの対応」が意外と大変でした。
嫌がる方に無理にケアをしようとすると、ストレスを与えてしまい逆効果になることもあります。
そこで私は、
- 歯ブラシではなく、スポンジブラシを使う(痛みが少なく抵抗感が減る)
- 水の温度を調整する(冷たい水は刺激になることがある)
- 声かけを工夫する(「お口の中をサッパリしましょうね」と優しく促す)
といった工夫をすることで、少しずつ受け入れてもらえるようになりました。
また、口腔内に異常(傷・腫れ・出血・歯のぐらつきなど)が見つかった場合は、すぐに報告・連携を取ること が重要です。
早期に対応することで、誤嚥性肺炎や栄養不足といった大きな問題を防ぐことにつながります。
「ただ歯を磨くだけ」ではなく、利用者さんの様子を観察しながら、ケアを行うことを心掛けましょう!
入浴介助
入浴介助とは、ひとりで入浴できない高齢者に、介護者が付き添いサポートすることです。
入浴する前にはバイタルチェック(血圧・熱・酸素濃度)を行い、異常がある場合には、別の日に変更するか清拭に切り替えます。
入浴介助には、着脱介助・洗髪・洗身・軟膏の塗布があり、入浴後の着替えやタオルの準備も含まれます。
もし入浴中に高齢者の体調が悪くなったら、その場から離れず、周囲に助けを呼びましょう。
入浴介助は、転倒や急変のリスクが高い場面の一つです。
特に浴場内は、床が濡れて滑りやすくなっているため、移動時のサポートが重要になります。
私が入浴介助をしていたとき、特に気をつけていたのは、
という点です。
また、入浴中は急変のリスクがあるため、絶対に目を離さないことが大切です。
特に、のぼせや血圧の変動による意識低下が起こることがあるので、
- 顔色や呼吸の状態をこまめに確認する
- 「気分が悪くないか?」と定期的に声かけをする
といった対応を徹底していました。
さらに、冬場は脱衣所が冷えやすく、急な寒暖差でヒートショックを起こす危険もあるため、
- 脱衣所を暖めておく
- 入浴後はすぐにタオルで身体を拭き、温かい衣服を着てもらう
といった配慮も重要です。
安全に配慮しつつ、利用者さんが快適に入浴できる環境を整えましょう!
服薬介助
服薬介助とは、高齢者が安全にお薬を飲めるように、介護者がサポートすることです。
服薬介助では、誤薬防止のために、高齢者の顔と名前を覚えておく必要があります。
他にも、日付の確認や服用時間も重要になるため、確実に間違わないように声に出して点呼確認が必要です。
万が一、誤薬があった場合には、医療機関に報告し指示を仰ぎましょう。
介護現場では、誤薬事故が実際に発生しており、私自身も冷や汗をかいた経験があります。
私が初めて誤薬をしたときは、
- 違う利用者さんにお薬を渡してしまった
- 朝の分と夕方の分を間違えてしまった
といったミスをしてしまいました。
幸い、間違えたのが下剤だったため大事には至りませんでしたが、もし心臓や血圧の薬だったら…と考えると、本当に怖いですよね。
この経験から、私は以下のポイントを徹底するようになりました。
服薬介助時のチェックポイント
また、「○○さん、お薬の時間ですよ」と本人にも声をかけて確認することで、利用者さん自身の意識も高まり、誤薬を防ぐことにつながります。
服薬介助は慎重に行うことで、大きな事故を未然に防ぐことができます!
不安な場合はダブルチェックを行い、安全な介助を心掛けましょう。
就寝介助
就寝介助とは、寝るまでの準備がひとりできない高齢者に、介護者が支援することです。
就寝介助の内容は、以下のとおりです。
- 移動・移乗介助
- 歯磨き
- 排泄介助
- 寝巻きに着替え
- 服薬(軟膏含む)
- ベッドメイキング
高齢者がベッドに行く前に、歯磨きとトイレ誘導を済ませて、寝る前のお薬がないか確認も重要です。
部屋に戻ったら寝巻きに着替えて、ベッドも快適に眠れるように整えます。
ベッドに横になったあとは、身体の位置調整と姿勢を、高齢者に聞きながら行うのも大切です。
就寝前の着替え介助の際、高齢者から 「着替えたくない」 と言われることは珍しくありません。
最初の頃は、「夜は寝巻きに着替えるのが当たり前」と思っていたため、どうにか説得しようと必死でした。
しかし、無理に着替えさせようとすると、かえって反発を招き、拒否が続くことがありました。
そこで、私は以下のような対応を意識するようになりました。
着替えを拒否されたときの対応ポイント
- 理由を聞いてみる(「なぜ着替えたくないんですか?」と優しく尋ねる)
- 「あとで着替えませんか?」と時間をずらしてみる
- 着替えやすい環境を整える(寒さ・手間などを軽減)
- 本人のこだわりを尊重し、無理に強要しない
例えば、ある利用者さんは「寝巻きは寒いからイヤ」と言っていたので、「では、お布団に入る前に着替えませんか?」 と提案したところ、スムーズに着替えてくれたことがありました。
また、「朝、着替えるのが大変だから、そのまま寝たい」という方もいましたが、「じゃあ上着だけ着替えましょうか?」 など、負担を減らす提案をすることで、納得してもらえることが多かったです。
大切なのは、「絶対に着替えさせる」ではなく、「どうすれば本人が無理なく受け入れられるか」 を考えること。
介護は一方的な押し付けではなく、相手に寄り添うことが何より大切だと実感した経験でした。
介護職の仕事内容②生活援助

ここでは、高齢者の身体に触れない生活援助の内容を、以下の3つを解説します。
気を付ける点もあるので、最後まで読んでみてくださいね。
- 掃除
- 洗濯
- 調理
掃除
掃除は、高齢者の健康と快適な生活環境を、維持するために必要です。
例えば、高齢者が使用するテーブルや床の掃除、ゴミ集めがあります。他にも、浴室やトイレ掃除も含まれます。
重要なのは、高齢者が自分で掃除ができる部分をしてもらい、介護者は掃除ができない部分を支援しましょう。
介護の仕事では、掃除も大切な支援の一つですが、 「なんでも掃除すればいい」わけではありません。
私も最初の頃、利用者さんに頼まれて 「ついでに庭の草むしりをお願い!」 と言われ、善意で手伝ったことがありました。
しかし後日、上司から 「それはサービスの範囲外だからやってはいけない」と注意されたんです。
そこで改めて 「居宅サービス計画書」 を確認すると、掃除の範囲は 「利用者が生活する部屋」「トイレ」「風呂場」「ゴミ捨て」など、 生活に直結する部分に限られていることを知りました。
掃除の範囲としてやっていいこと
掃除の範囲外でやってはいけないこと
もし利用者さんから範囲外のことを頼まれたら?
- 「申し訳ありませんが、これはサービスの範囲外なんです」と丁寧に説明する
- どうしても困っている場合は ケアマネージャーに相談して、別の支援方法がないか確認する
実際に、「他の職員はやってくれたのに…」と言われたこともありましたが、ルールを守らないと、職員自身が注意されるだけでなく、トラブルの原因にもなります。
介護の仕事では、優しさだけで何でも引き受けるのではなく、決められたルールの範囲内で支援することが大切だと学びました。
洗濯
介護者がする洗濯とは、高齢者の衣服やタオル、シーツに付着した汚れをきれいにすることです。
普通は洗濯機で洗いますが、素材によっては手洗いする場合もあります。
もし、高齢者が動ける場合には、一緒に洗濯物を干したり畳んだりするのも、残存機能の維持向上につながるため大切です。
洗濯物を扱うとき、絶対にポケットの中を確認してください。
これを怠ると、大変なことになります…!
私は過去に、一度 「確認せずに洗濯を回してしまった」ことがありました。
結果… 洗濯機の中がティッシュまみれに!! (涙)
- ティッシュが粉々になって他の衣類にくっつく
- 取り除くのが大変で、もう一度洗い直す羽目に
- 利用者さんの服が汚れてしまい、謝ることに…
この経験から、私は「ポケットは絶対にチェック!」を習慣にしました。
さらに、 ポケットだけでなく、以下のポイントも確認が必要です。
ティッシュが入りがちな場所
ちょっとしたコツ
この「ひと手間」が、洗濯後のトラブルを防ぐ秘訣です。
実際に、利用者さんが「えっ、ポケットに入れたままだった!」ということもよくあります。
些細なことですが、「確認を徹底する」ことが結果的に楽になるので、ぜひ気をつけてみてくださいね!
調理
生活援助の調理とは、高齢者がひとりで調理ができない場合に、介護者が代わりに料理を作ることです。
一般的には、高齢者宅にある食材や調味料を使い、それらを組み合わせて介護者が調理します。
その理由は、普段から馴染みのある食材は、高齢者の口に合う食事が提供できるからです。
在宅介護では「冷蔵庫の中身に要注意!」です。
私も何度か「食材が腐っていた…!」という場面に遭遇しました。
例えば、こんなケース
- 冷蔵庫の奥から 賞味期限が数年前の調味料 が出てきた
- 見た目は問題なさそうな豆腐や魚が異臭を放っていた
- 高齢者が「まだ大丈夫」と言うが、明らかに傷んでいる
このように、いつ購入したか分からない食材がそのまま残っていることが多いんです。
「もったいない」という気持ちから、捨てずに取っておく方もいますが、食中毒のリスクになるので注意が必要です。
対策としては…
- 賞味期限や消費期限を必ず確認する
- 冷蔵庫の整理をするときに古いものを処分する
- 本人が使う前に「これはいつ買ったものですか?」と確認する
食材がない場合の対策
在宅介護では、「調理しようとしたら何もない…!」というケースもあります。
事前に、ストックや購入リストを準備しておくことが大切です。
例えば…
- お米はあるけど、おかずになるものが何もない
- 野菜が傷んでいて、使えるものがない
- 調味料が切れていて、味付けができない
こういう 「想定外の状況」 に備えて、
- 事前に食材をチェックしておく
- 使いやすいレトルトや缶詰を備えておく
- 家族やケアマネに食材の補充を相談する
これを意識しておくと、 いざ調理するときに慌てずに済みます!
介護施設の場合
一方、施設では食材がしっかり管理されているので、在宅のような「食材が足りない!」という心配は少ないです。
また、施設によっては配食サービスを導入しているところもあります。
調理が苦手な方や時間が取れない場合は、配食サービスを活用できる施設を選ぶのもおすすめです!
まとめると
- 冷蔵庫の中は、賞味期限や傷み具合をしっかりチェック!
- 食材が足りないことを想定して、事前にストックやリストを用意する!
- 施設では配食サービスも活用できる!
在宅と施設、それぞれの「現場ならではの課題」を意識しながら、調理をスムーズに進めていきましょう!
介護職の仕事内容③その他の業務

ここからは、介護職の仕事内容で、その他の業務を解説します。
レクリエーション
レクリエーションとは、高齢者の娯楽や運動を目的として行われる活動のことです。
例えば、以下のとおりです。
- 体操
- 音楽療法
- 回想療法
- 手芸
- 絵画
- クイズ
- 風船バレー
他にもさまざまな催しものがありますが、ざっと挙げても7つあります。
レクリエーションは、基本的にひとりで担当しないため、苦手な方も周囲と協力して行事に参加できます。
レクリエーションでは、高齢者の気分や体調に合わせて、ジャンルを選択する日もあるでしょう。
一番大切なのは、高齢者が楽しみながら、その日を終えることです。
レクリエーションで 一番大切なのは、職員自身が楽しむこと!
これは本当に実感しています。
私が新人の頃、先輩から「職員が楽しくないと、利用者さんも楽しめないよ」と言われました。
その時はピンときませんでしたが、実際にやってみると「職員が盛り上がるほど、利用者さんも笑顔になる」ということに気づいたんです。
- 職員のテンションが上がると、利用者さんも参加しやすくなる!
- 楽しい雰囲気を作ることで、レクリエーションが盛り上がる!
これはどんなレクリエーションでも共通する大切なポイントです。
しかし、レクリエーションには注意点があります。
まず、転倒リスクに要注意!
特に、体を動かすレクリエーションでは、転倒事故が起こりやすいです。
例えば…
こういった事故を防ぐために、移動や動作のサポートをする体制を整えておくことが大事です。
急な体調変化があった場合の対応方法。
レクリエーション中に、急に体調が悪くなることもあります。
特に高齢者は疲れやすく、急に血圧が変動することもあるので、注意が必要です。
例えば…
- 急に顔色が悪くなってきた
- 「ちょっと休みたい」と訴える
- 手足が冷たくなっている
こういった体調変化のサインを見逃さないことが重要!
- 開始前に「体調どうですか?」と声をかける
- 無理のない範囲で活動を進める
- 万が一に備えて、すぐに休める場所を確保しておく
事前に対策を考えておくことで、安心して楽しめる環境を作ることができます!
まとめると
- 職員が楽しむことが、利用者さんの楽しさにつながる!
- 体を動かすレクリエーションは、転倒リスクを考慮してサポート体制を整える!
- 体調変化のサインを見逃さず、事前に対策を考えておく!
レクリエーションは「楽しい時間」を作る大切な活動です。
だからこそ、安全と配慮をしっかりしながら、みんなが笑顔になれる場を作っていきましょう!
介護記録の作成
介護記録は、高齢者の健康状態や一日の様子を記録するために重要です。
具体的には、以下のとおりです。
- バイタルチェック(血圧・体温・酸素濃度)
- 食事の摂取量(主食と副食に分けられています。例:主食6割、副食8割など)
- 水分の摂取量
- 排泄確認(施設によって記載方法が違います)
- コメント欄(何かあったときに記入します。空欄はNGです。)
介護記録は、間違いのないように正確に書く必要があります。
介護記録を残すと進行状況が一目で分かるため、何かあったときに時系列で確認ができます。
現在では、手書きの施設は少なくなり、電子記録で入力するようになっているでしょう。
今は施設で携帯やiPadを使って、介護記録を入力するのが主流ですが、思わぬトラブルが発生することがあります。
特に「入力した記録が保存されていない!」というケースは、実際に私も経験しました。
私は「ちゃんと保存したはず」なのに、後から確認すると「データが残っていない…」ということが何度かありました。
なぜこういうことが起こるのかというと…
このような「記録ミス が起こると、再入力の手間がかかるだけでなく、情報の漏れにもつながってしまいます。
では、どうすれば「記録が消えてしまうリスク」を減らせるのでしょうか?
これを習慣にしてから、「記録が消える!」というトラブルをほぼゼロにできました。
介護記録は、「現場での出来事を正確に残す大事な情報」です。
記録が消えてしまうと、ケアの内容が不明確になり、チーム全体の情報共有にも影響を与えてしまうことがあります。
介護記録をしっかり管理することで、安心して仕事ができる環境を作っていきましょう!
介護施設の夜勤の仕事内容
介護施設の夜勤の仕事内容は、以下のとおりです。
- 起床介助、就寝介助
- 移動、移乗介助
- 排泄介助
- 食事の準備、介助
- 服薬介助
- 口腔ケア
- 安否確認(定期巡回)
- 介護記録
- 日勤者に引き継ぎ
介護施設では、ひとりで夜勤をする現場があるため、個別の対応に時間がかかります。
しかし、慣れてくると自分のペースで働けるため、夜勤を希望する介護者も中にはいるでしょう。
関連記事:
介護施設の夜勤とは?11個の仕事内容とメリットや注意点も解説
介護職が喀痰吸引をするには
介護職が喀痰吸引をするには、基本研修と実地研修の修了が必要です。
基本研修は、初任者研修の次に目指す実務者研修を修了すると、ひとつの要件を満たせます。
実地研修では、実際に介護施設で指導看護師の指示に従い、喀痰吸引の実習をします。
関連記事:
介護職の仕事内容に喀痰吸引がある?基本研修と実地研修を解説
病院で働く介護職の仕事内容
病院で働く介護職の仕事内容には、以下の3つがあります。
- 患者の生活援助
- 看護師の助手
- 身体介助の業務
病院で働く介護職は、患者の生活援助や身体介助を行い、看護師の助手としてサポートするのが仕事です。
関連記事:
病院の介護職の仕事内容とは?4つのメリットやデメリットを解説
【まとめ】介護職で社会貢献しよう!
本記事では、介護職の仕事内容を、初心者向けにわかりやすく解説しました。
2024年時点では、介護職はますます需要が高まっていますので、未経験からでも十分に活躍できる職種です。
自分に合った施設を、以下の介護特化サイトから探してみてください。応援しています!
おすすめの介護特化サイト:
かいご畑
コメント