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いまさら聞けない介護職員初任者研修とは?3つのメリットとステップアップする方法を解説

いまさら聞けない介護職員初任者研修とは?3つのメリットとステップアップする方法を解説

「会社から介護職員初任者研修を取得するように言われた」

こんなお悩みをお持ちの方はいませんか?

実際に言われると「初任者研修?本当に必要なの?」となりますよね。

本記事はこんな人におすすめ
  • 無資格の方
  • 初任者研修の次に受ける研修が分からない方

本記事では、そんなあなたに介護職員初任者研修を取得する3つのメリットや、そこからステップアップする方法を解説しています。

本記事で分かること
  • 介護職員初任者研修を取得する3つのメリット
  • 取得してからステップアップする方法

もしあなたが介護職員初任者研修を取得したら、介護現場ではさらなる活躍が期待できるため、周囲からも頼られる存在になれるでしょう。

さらにそこからステップアップできれば、施設によっては資格手当てがもらえて、就職できる幅も飛躍的に広がります。

まずは本記事を最後まで読んでいただき、介護職員初任者研修が必要なのかご自身で判断してください。

それでは、どうぞ。

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1.介護職で働くために必要な介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修とは、介護をするうえで基本的な考え方や介助方法、応用まで学べる研修です。

実際に研修を受けると、その経験は家族介護や介護施設、病院などで役立ちます。

介護職員初任者研修の資格があれば、全国どこでも年齢に関係なく、介護に関するお仕事を探せます。

それでは、介護職員初任者研修の内容を見ていきましょう。

介護職員初任者研修の内容
  • 受験資格
  • 研修内容
  • 費用
  • 試験

受験資格

介護職員初任者研修を受ける条件はとくにありません。

介護職員初任者研修は入門資格でもあるため、年齢に関係なく誰でも受けられます。

研修内容

研修内容は、初めての人でも分かりやすい内容となっており、介護に必要な基礎知識や介護技術を学べます。

実際に講義や演習があり、130時間の研修がありますが、具体的には下記のとおりです。

研修項目研修の時間数
職務の時間6時間
介護における尊厳の保持・自立支援9時間
介護の基本6時間
介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
介護におけるコミュニケーション技術6時間
老化の理解6時間
認知症の理解6時間
障害の理解3時間
こころとからだのしくみと生活支援技術75時間
振り返り4時間
合計130時間
出典:厚生省(介護員養成研修の取扱細則について(介護職員初任者研修・生活援助従事者研修関係))

上記の研修項目を修了すると、修了試験が受けられます。

費用(条件付きで無料)

介護職員初任者研修にかかる費用は、ハローワークや制度などを利用すると実質無料になります。

スクールで資格取得を目指す方は、3万円~12万円くらいの費用が発生します。

試験内容

試験内容は、出題数32問以上あり、それぞれの科目で1点以上の点数が必要です。

問題形式は選択式・記述式で出題され、合格点は100点満点中70点以上あれば合格になります。

修了試験に合格すれば、介護職員初任者研修の資格が取れます。

もし不合格になっても追試制度があるため、復習ができていれば難しくはありません。

2.無資格と介護職員初任者研修はなにが違う?

無資格では身体介護はできませんが、介護職員初任者研修があればできるようになります。

身体介護とは、直接お身体に触れて行う介助のことです。

無資格初任者研修
身体介護(直接触れる)
生活援助(直接触れない)

無資格では、直接お身体に触れる身体介護ができないため、介護でお仕事を見つけても採用されにくいのが現状です。

このように、無資格と介護職員初任者研修の違いがあります。

【関連記事】いまさら聞けない介護職で無資格の人は働けなくなる?義務化された研修を受けるべきか解説

3.介護職員初任者研修を受ける3つのメリット

今現在、介護現場で無資格の人も少なくありません。

本当に恥ずかしい話ですが、私は5年間無資格で支援をしていました。
必要性を感じなかった自分が情けない。
初任者研修を受けるだけでもかなりの知識を学ぶことができます。
今は制度などをうまく活用すれば無料で取得することもでるので、初めて介護の仕事を始める場合はおすすめです。

michi@社会福祉士ブログ・介護ブログ運営中@network67186046

ここでは、介護職員初任者研修を受ける3つのメリットを解説していきます。

介護職員初任者研修を受ける3つのメリット
  • 介護職で活躍できる
  • 手に職が身に付く
  • 誰かの役に立てる

介護職で活躍できる

介護現場では、介護職員初任者研修を取得していれば、無資格ではできなかった身体介護ができるため仕事の幅が広がります。

具体的には、起床介助・就寝介助・排せつ介助・食事介助・入浴介助・更衣介助・口腔ケア・軟膏塗布などが挙げられます。

また、身体介護はコミュニケーションを取りながら行うため、トークスキルもアップするでしょう。

以上のように、介護職員初任者研修を取得すると、さまざまな面でスキルアップができるようになります。

手に職が身に付く

介護職員初任者研修は、身一つで対応ができる資格です。

一度取得してしまえば、介護職員初任者研修には有効期間がないため、一生使えるメリットがあります。

もっと手に職を身につけたい人は、第5章でステップアップにつながる解説をしているため、興味のある方は読んでみてくださいね。

誰かの役に立てる

介護施設で活躍はもちろん、日常の中で困っている人がいたら、正しい介助方法で人助けができるのも魅力のひとつでしょう。

もしご自分の家族に介護が必要な人がいたら、その場で対応ができるのも大きなメリットと言えます。

4.介護職員初任者研修を受ける方

この章では、介護職員初任者研修を受ける方に向けて、下記の2つを解説していきます。

介護職員初任者研修を受ける方
  • 介護職員初任者研修を受ける場所
  • 介護職員初任者研修の勉強方法

介護職員初任者研修を受ける場所

介護職員初任者研修は、働きながらの人なら[かいご畑 」や制度を利用してほぼ無料の「ハローワーク[職業安定所]」などで研修が受けられます。

他にもインターネットで検索すると、研修が受けられる場所がたくさん出てきます。

その中には、キャンペーン割引や無料になる制度があるため、積極的に活用しましょう。

介護職員初任者研修の勉強方法

介護職員初任者研修の勉強は、自主学習もありますが、おもに通学で学びます。

通学では講師がテキストの中から、修了試験で出やすい大事なポイントを教えてもらえるため、忘れないようにメモを取ることが重要です。

講義を受けた後はレポートを提出しますが、間違っても問題はありません。ここでしっかり添削を受けて知識を深めておけば大丈夫です。

他には、身体介助としておむつ交換・移乗・移動などの実技も学べます。

慣れないうちは難しく感じますが、数をこなせば身体が覚えるため、何度も繰り返し自信をつけましょう。

5.介護職員初任者研修からステップアップができる

最初に目指す介護職員初任者研修は、入門資格として位置づけられています。

まずは、介護職員初任者研修を取得し、介護現場で実務経験を積むのが良いでしょう。

そこからステップアップができるため、下記の2つを解説していきます。

介護職員初任者研修からステップアップする方法
  • 実務者研修
  • 介護福祉士

実務者研修

次に目指すのは、介護福祉士の受験資格になっている実務者研修です。

本来なら450時間のカリキュラムがありますが、介護職員初任者研修を修了している人は約130時間が免除されます。

資格の有無研修時間学習期間
無資格450時間6ヶ月
介護職員初任者研修320時間最短4ヶ月

実務者研修の詳細が知りたい方は「ユースタイルカレッジ」を、よろしければご覧ください。

介護福祉士

実務者研修まで修了したら、あとは実務経験が3年以上あれば、介護福祉士の受験資格を得られます。

実務経験3年以上
必須研修実務者研修

介護福祉士から国家試験になるため簡単ではありません。

しかし、介護福祉士の資格を取得すれば、仕事の幅が広がり収入アップにもつながります。

もし介護福祉士の勉強まで考えている人は、数年分の過去問を繰り返し解くのがおすすめです。

介護福祉士の過去問は「アマゾン」で検索すると見つかります。

独学が苦手な方はこちら「たのまな(介護福祉士講座)」が良いです。

介護福祉士を取得するまでの経験談

私のやり方ですが、毎日コツコツと過去問を解いていました。

ただ解くだけでなく、解説をしっかり読み込み「なぜ、そうなのか」を繰り返し勉強をしていました。

何度も繰り返すうちに、問題を解くスピードも速くなるため、時間効率もアップしていきます。

ただし、同じ過去問を9割ほど正解できるようになったら、違う過去問を解いていった方が良いです。

というのは、本番の試験では出題範囲は同じでも、問題の出し方が違うからです。

私のときは、参考書をほとんど読んでいませんでしたが、この過去問を解く方法で合格できました。

介護福祉士の資格を取得すれば、仕事に対してやりがいだけでなく、モチベーションも上がるでしょう。

6.まとめ.まずは介護職員初任者研修を受けましょう

本記事では、介護職員初任者研修について分かりやすく解説しました。

介護職員初任者研修を取得すれば、介護現場で身体介護を含めた活躍ができます。もちろん仕事以外でも役に立つため、持っておくと良いでしょう。

また、そこからステップアップもできるため、実務者研修や介護福祉士にチャレンジするのもおすすめです。

こちら「かいご畑 」なら、働きながらでも資格取得ができるため、まずは相談してみてくださいね。

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この記事の監修者
yon

現役の介護事業所の管理者兼施設長。介護歴10年以上。経歴はデイサービス兼有料老人ホーム(約3年)、訪問介護(約3年)、グループホーム(約3年半)、何もない状態から事業所とシェアハウスを運営。片手間に記事の監修。転職系・介護系の記事も執筆。掲載している記事の一部に筆者の主観や経験が含まれている。

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